Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

Nikon Freak195. 琉球武術空手の風土

2018年10月28日 | Okinawa

 首里城の土産物屋の芝生を横切ったら、外国人達が空手の稽古をしていた。そう沖縄は、世界に名だたる琉球武術空手の風土なのだ。WEBの解説によれば、県内に300カ所以上の道場があり、毎年1500〜2000人の外国人が空手の修行で沖縄へきていると書かれてあった。

 gooのブログで空手を修行したと思われる外国人が執筆した興味深い記述をみた。その一文を原文のまま引用する。

沖縄と言えば何でしょうって??言われたら連想されるのが沖縄そば 泡盛 エイサー シーサー ハブ マングースー ちんすこー 首里城 海 北谷町 赤瓦 石垣 水牛 国際通りが一般ですが、いつも思うのですが琉球空手、琉球古武道・ダイビング・ガラス工芸・等が沖縄で一番やって損しない体験ツアーがあるって事に多くの人は気づいてないようです。旅行先で行く行く聞く事のほとんどが現地に行って楽しかった・・・って聞くんですが、地元県民として話を聞くんですが、何が楽しかったのって聞くと何処何処のホテルや海が奇麗だったって聞くのがほとんど、まー地元県民からしてそれだけ?ってなるんです。
沖縄に来て楽しかったって行ってもらえる事は凄く県民としてありがたいんです来てもらえるだけで沖縄の市場価値があがりますから。しかし具体性が薄いまま沖縄を後にしてしまう旅行者が後を絶ちません。お金も、もったいない。
そんなのなんのシンパシーも感じれません、沖縄って民芸品やレストラン首里城、本土とは文化が違うので見る物のほとんどが真新しく感じられるけど、そこまで心から楽しいはずが無いと冷めた意見サイドの方からしての意見です。しかしそんなカテゴリーの中で沖縄が好きになってしまう。
そんな少ない素材のなかでどうも沖縄が好きになるという意見がどうも分からない。」(注)

 これを書いたのは外国人で沖縄へ空手の修行で訪れ、沖縄の観光について言及したものとして興味深い。もう6年程アップしていないので、これを書いた本人は本国へ帰ってしまったのだろう。彼が指摘したことは、いまも通じている。

「沖縄にきてどこがよかったですか?」

お姉ちゃん達にたずねれば・・・

「やっぱり美ら海水族館!、綺麗な海!!」

(あら、全部作り物で感動するんですか!)

カップルにたずねれば・・・

「やっはりブセナ・テラスからみた海の色と夕焼け!」

(はいはい、彼氏とセックスしながら垣間見た海の風景ね!)

そんなステレオタイプ化した反応が予想できる。

 やはり空手修行をした彼のブログを読むと、日本人と外国人との観光に対する意識の違いを感じる。実際観光ツアーも著名な人気スポットを徘徊してゆくけど、「かのくにのヒカリをみる」のが観光という文字の本来の定義からすれば、沖縄の光っている部分は観光地だけではないでしょう。

 やはり先の彼の記述にあった、琉球空手、琉球古武道・琉球舞踊・ダイビング・ガラス工芸・染色・沖縄の三味線(三線)等々が沖縄で一番やって損しない体験ツアーは数多い。もちろんこちらの方がお金はかかるが、沖縄県人と交流し、沖縄のお酒を酌み交わしつつ、沖縄の料理にトライし、そして沖縄の風と美しい海が垣間見える。

 つまり本来の観光というのは、アクティブな目的があってその土地の文化を学びにゆく。そんな勉強をしながら、沖縄の文化・歴史を理解して行くことが本来の観光でしょ。

 さてフィルムも使ってしまったので、ニコンW300で街の徘徊。この小さなボディが使いやすいわけ。気温が高くなったらレンズの中が曇ってきた。こういうのは時間がたつほかない。まあフィルターがかかったと思えばええかの気分で街の徘徊を続けていた。

 

(注)沖縄の心・舞と武からの伝統芸能:https://blog.goo.ne.jp/-zeke-/e/7483bd9ee0f81b225520c9c409055567

 

那覇市首里城

Nikon W300,NIKKOR 5X OPTICAL ZOOM4.3-21.5mm、F2.8-4.9

ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/4.1,1/1000

 

コメント
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