Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

Nikon Freak196. ついでにクマノミさ!

2018年10月29日 | diving

 私は、クマノミを撮りたいのではなく、彼らが住処としている海草が造形的で美しいから、こちらを撮りたいのであって、お前達は出てこなくてもよいと思うのだが住処を荒らされては適わない思うのか威嚇してくる。お前達は撮り飽きてんのよ!、ということはわからずじまい。大体カクレクマノミといったのではないか、だから隠れてくれてよいのだが、海草は光のあて方次第で大変美しいのである。

 過去ログだと、2016年10月1日の海草なんかやったと思うし、2018年1月22日とか2047年12月25日の画像なんか私好みなのである。私は建築屋だからお家の方に興味があるのだ。だからドケー!といってクマノミがどいてくれるわけじゃなし、まあ、おもうようにはゆかない世界なのだ。だから海草のついでにクマノミさ!、なのです。

 こういうときにニコンW300のマクロは大変心強い。特にニッコールレンズは小さくともシャープ。ただし遠景が今ひとつ。それに4.3mmの焦点距離はフルサイズ換算で24mmなのだが、これじゃ画角が狭すぎる。水中では画角が狭まる傾向にあるから、いいとこ35mm程度の広角レンズになってしまう。水中では透明度が良くても視距離30mそこそこだから、その範囲の遠景しか撮れない。従って大きな岩になると魚眼レンズとか14mm相当のレンズが欲しくなる。そのあたりが悩みの種なんですね。

 他方で魚眼レンズになると光源が二つは必要になる。そうすると大きくなるでしょう。それはやだな!、という問題が起きるわけです。だから小さなハウジングレスの水中機材とものすごくサイズが小さく、そして光量の大きなストロボを開発してほしいわけ。そんなのないけどね。

 そんなわけで、造形的に美しい風景を探して七転八倒して撮影に勤しむ。最近ウェイトを2kgに減らしてからエアの持ちが良くなった。なにしろ上に浮かび上がるのが怖いから、ずーーっと3kgにこだわっていたが、外してみればなんのことはなかった。

 そんな風に三歩前進二歩後退でなんとはなくダイビングで撮影している。こちらが頑張ったって魚がいなければどうしようもない世界なのだから、おっとり構えているほかない。表れたらすかさずシャカシャカと撮りまくる根性がいるんだろう。

 

 

沖縄県慶良間諸島カメパラダイス

Nikon W300,NIKKOR 5X OPTICAL ZOOM4.3-21.5mm、F2.8-4.9

ISO125,焦点距離12mm,露出補正0,f/4.5,1/50、ISO125,焦点距離9.2mm,露出補正0,f/4.3,1/100

 

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