牧志の市場は、それ自体は大きいのだが、それほど訪れる人が多いわけではない。観光客が訪れるのも国際通りから公設市場ぐらいまでだ。しかし道は輻湊し、入り組んだ路地を抜けて行く面白さがある。シャッターを降ろした店舗が圧倒的に多い。時代とともにこれから変わってゆくのだろう。
店の前にはテーブルが並んでいる店が多い。テラスというわけだ。那覇にはこうしたしつらえの店が多い。暑い室内よりは外の方が涼しいとするこの土地の気候もあるのだろう。
それに何故かこのときは撮影に腰が引けている。露出表示が自然光に頼っているので見落すこともあるし、突然フィルムの感度をあげることはできないので、思わず低速シャッターで撮影していたりする。そのあたりがデジタルとは大いに違うところだ。もちろんピントはマニュアルよ。
上の画像ぐらいに光が均一の状態であれば、フィルムもデジタル同様に使うことができる。コントラストが少ない方が綺麗なのだ。つまりポジフィルムのラチチュードは、デジタル同様に狭いわけだ。
さてオリンパスの水中機材一式はあげてしまうし、SONYα6000とツァイスレンズなどのシステム一式もあげてしまった。そうなると次の候補はSONYα7のシリーズでもよいのだが、いかんせんSONYのレンズがないから、コシナ・ツァイスレンズとニッコールレンズが揃っているニコンDfか。それはなんか色が今ひとつなのだが、目下価格が下がるのを待っている。もう18万円代なので手を出すのはあと一息か。そうなると完全にニコンフリークだ。まあ昔に戻っただけだけど。今一SONYの方が色が綺麗だよね。
ニコンF3+MD4とニコンDfという組み合わせも、一寸ニコンレンズシステムの使い道が増えてきて、なかなかおつだと思うあたりに機材フェチの根性が見え隠れしていて、我ながら笑える。在庫処分というとどこか牧志市場のお店の閉店間際みたいだ。そんなことを思うと寂しい時間がくるのだろうか。
牧志の市場
那覇市那覇市
NikonF3,AiAF Nikkor50mm/F1.4,RDP2
デジタルデュープ:EOS1DS,Mark3,EFmacro50mm/F2.8