ハナゴイの群れに見とれてしまう。実際は紫の、それもピンクに近い色の魚だ。画像はニコンW300の設定通りで全く操作をしていない。水の透明度が高いためかもしれない。形態はくちばしがとがり気味なのがメスで、そうでないのがオスだが、メスからオスへ性転換するとWEBでは記述されていたが、繁殖の実態はわからないそうだ。プランクトンを餌にし、大いに群れることが特徴だ。ダイビング初日から盛大な歓迎というわけだ。
この日は波があった。だから船は波の上を飛ぶように走っていたし、大いに揺れたと記憶している。揺れるときはキャビンの長椅子で寝転がっているほかない。どこのポイントにつくかは波次第。渡嘉敷島の西側の野崎だから東から風が吹いていたのだろう。渡嘉敷島が風を遮り反対の西側は比較的波が静かだ。だから島の存在は大きく、つまり風よけ波よけなのだ。
従ってダイビングポイントは、夏向けと冬向けとがある。それは風の方向によって決まってくる。
さて次の11月も今年最後のダイビングにゆこうと目論んでいる。これ以降は、3月末頃まではダイビングもお休みか。もちろん12月末までダイビングをしたこともあるが、やはり水温よりも水から上がったときの北風がとても冷たい。今年は沖縄の夏も2週間早く終わってしまった。であれば冬は早いのか。
その10月も今日で最後だ。この頃はタップリ秋のはずだが、朝晩が寒い京都。確か去年の同時期は夏の終わりだった。石垣島でダイビングをしていてもまだ夏だったから、日焼けしすぎて火ぶくれになったバディがいた。それにくらべると、すでに今年の冬到来の早さはなんだろうか。一気に寒くなってきた。
沖縄県渡嘉敷島野崎
Nikon W300,NIKKOR 5X OPTICAL ZOOM4.3-21.5mm、F2.8-4.9
ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/2.8,1/60