さて夏が終わった翌日に私は沖縄についた。昨日まで夏でしたと笑われていた。今年は沖縄の夏の終わりが2週間は早いようだ。というのも昨年のこの頃は、まだ石垣島で最後の夏を大いにエンジョイしていた記憶があるからだ。
だから今回は、秋の始まりというか北風が吹き冬に近い。当然海はしけているし、波も高く、水中の透明度も15mもあるばよいところか。だから初日は慶良間諸島まではゆかず手前のチービシ諸島でダイビングだったぐらいだ。
さてまあ沖縄でよくいるクロスジリュウキュウウミウシから、今回のダイビングでの私が撮影した魚図鑑part2を始めようか。一般にウミウシは、後鰓類で、貝殻が縮小し体内に埋没して消失などした種の総称とWikには記載されている。貝殻の埋没したモノか、あまり貝殻との類似性を感じないのだが。この種はカラフルで多様な色と形があり、デジカメの被写体としてはうってつけだ。
これはミナミホタテウミヘビの頭。ウミヘビというぐらいだから当然1m位の長さはあるのだろう。私は長物系は嫌いなのだよ。だからカメラもぶれているし撮影意欲もない。インストラクターが顎をなでていたら嬉しそうな眼をしている。なんじゃこりゃ、さっさと次へゆこう。
口直しは、やはりクマノミだろう。気の荒い魚でダイバーを威嚇する。威嚇はするがそれ以上のことはしない。それで機材のそばまで寄ってくる。だから被写体としては撮りやすい。というのも近くの海草には子供クマノミがいるからなんだけど。別にお前の子供なんか取りゃあしないよ。撮影したらさっさと次へゆく方がエアの節約になる。クマノミごときでエアは消費できませんよ(笑)。
とっちが前だ?。WEB図鑑で見ると、尾の文様が類似しているのでヘラヤガラだな。上の方が前のようだ。まあ私は長すぎる魚は嫌いだが、この長さが個人的に耐えられる限度かな。
オグロトラギス。ジッと狙いを定めているかと思うと、瞬時に飛ぶように大変素早く動く海底の砂地にいる魚。だから模様も砂地の保護色なのだが、上から見ているとすぐにわかる魚だ。海底にはよくいる種類さ。
テリエビスだろう。洞窟などの暗いところに生息する魚だ。僅かの光でも識別できるぐらいに眼がとても大きいのだ。暗いところに強い。なんか高感度デジカメのイメージセンサーの話みたいだ。
さてこの魚は、わからない。スズメダイ科の1種のようにも思われるが、この紫斑状の模様は意外に見かけない。なんだろうか。もうしばらく時間をかけないと判断できない。
ニセアカホシカクレエビという小さな甲殻類か。まあ体長2〜3cmぐらいの透明な体で、こういうときストロボがあると綺麗な色がでるんだろうけど。一々機材のスイッチなんかを切り替えていたら海老は逃げちゃうよ。だからみたら撮る!。後処理でカバーするほかないが、それでも限度はある。
形からすればチョウチョウウオ科だ。調べるとニセフウライチョウチョウウオが該当する。これだね。機材がぶれている。というのもこのときウェイトを1kgへらして2kgにした頃だ。ウェイトを軽くすれば、エアも持つし泳ぎやすくなる。こちらに神経が集中していたのだろう。
これはよく見かける魚でスズメダイ科の一種。青い小さな斑点模様を無視すればクロスズメダイだろうか?。
これはロクセンスズメダイ。何しろボートのそばに寄ってきてなんか餌をばらまくのを待っている。餌といってもお昼のカレーの鍋を洗ったときのカスなのだけど。いつのまにか餌付けされてしまった。もちろん冬を越せば、すべてがリセットされるのだけど。黄色いのはヤマブキベラ。私が最初に覚えた魚の名前だ。
撮影機材は、ニコンW300だから魚のアップは撮りやすい。今回はあまりストロボを使わないで撮影していた。というのも水中の遠景を撮りたいと思っていたからだ。でも魚に遭遇するとやはり水中で簡単にON、OFFできるスイッチがついた光源が欲しいと思う。少し小さな光源を考えようかな。
そんなわけで今回遭遇した魚をまとめてみた。撮影場所は異なっている。だからダイビングポイントや露出データを書くのは面倒だから、今回はパスしよう。
沖縄県慶良間諸島
Nikon W300,NIKKOR 5X OPTICAL ZOOM4.3-21.5mm、F2.8-4.9