混沌とした年末のデスクだった。年賀状のモチーフにした瓶が置いてある。
ふとこんな雑然とした感じは意図してできるモノではない。ならば雑然感を壊さないうちに撮影しておこう。そしたらブログの画像になってしまった。
この「小説:小樽の翆1.冬の旅の妄想」は1月10日が最初だった。古い機材をもてあそんでいるうちに、アラジンの魔法のランプよろしく、雪の小樽にゆきたいなぁーと夢をみた。気がついてWEBサイトをみたら、運河沿いの風景ばかりだ。そんなつまんない観光地はパスして、小樽の内部に入り込もうというのが小説のはじめの考え方にあった。いまも小樽の生活の風景から、見ようとしている。
その頃、翌月締め切りの学術論文に追われていた。官能小説を書きつつ論文を書き、夕方マックのカフェーに出かけるという幸せな時間を過ごしていた。
その頃であった、FBが武漢で新型肺炎が流行というニュースが出てきた。月末にはクルーズ船が感染者を発生させ横浜港に入港してきた。
2月に小樽に出かけた。道庁が自粛制限をだし、千歳空港は人が皆無だった。3月も小樽に出かけたが、今度は人出が戻ってきた。感染も納まったのかと思った。だが、その後は既に報道されたとおりである。
自粛制限がなくなった頃、このブログも7月頃から画像に変わってスケッチを描き始めた。これが結構充実の日々であり、以来しばらく家に隠って描き続けた。クリエイションのいいところは1日中家にこもっていても、ストレスもなく、散歩したいという気分もなく、それでいて毎日充実していた事だ。おかげて年末まで隠っていられた。
いつ官能小説もどきを書いているかというと、朝仕事を始める前に珈琲を飲みながらが一番多い。あるいは仕事に出かける前の一寸した時間に。官能小説とはいえクリエイションだから、やはり午前中の方が頭が動くのだろう。官能小説は、感性を暖める珈琲のようなものだと思っている。
そのうち3月から閉鎖していたスポーツ教室が6月から再開されたので、8月からエアロビクスにウェイトトレーニングを加味して少し本気でやるようになった。そうしたら体重は7kg減とコロナ太りから抜け出し、これは正解な選択だった。メタボはコロナで重症化しやすいからだ。
最近、また学術論文の締め切りが迫ってきた。1年たつのは早い。既に素材は集めてあったし、ブログもまだストックがあるので、しばらく論文に没頭していられる。そして時折人気のない時間帯にプラナーをさげて街へ撮影に出かける。ようやく最近写真でも撮ろうという気分になった。
明日からまた、冬の京都の画像をアップさせよう。また小説:小樽の翆の少し長い幕間だ。
今日のブログを書いているのが正月二日目。
正月も社会をあげて騒ぎまくらないと、正月という気分にならない。多くのイベントが中止され、ステイホームだけでは、いつもの週末が通り過ぎてゆくだけだ。
そんななか、箱根駅伝を見つつ正月の空気を少し感じていた。眩しいほどの湘南の空気や箱根の山のランドスケープを見るのが観戦の主目的だ。去年は我が母校、筑波大が出場していたのだが、復路は悲惨でビリだった。今年は出場しないから寂しい。それでも復路のゴール2km出前でトップの逆転劇が起きる見せ場があった。駒沢大のアンカーが、凄く好い顔してトップでゴールしてきた。花道は、こうありたいよね。
正月気分も、生活の上で必要な晴れ事の行事だと思われるが、喪に服するような日々はかなわない。官能小説も、晴れ事の世界の一つだけど・・・。
明日からは、プラナーをさげて京都の冬の画像のブログを10日程続けます。