12月のダイビングは北風で海が荒れ、ボートは揺れに揺れ、水中は濁っているかもしれない。そんな諦め気分で出かけることが多い。意外なことに儀志布西のポイントは、島が北風をよけ水面は静かだった。潜ってみれば光芒が直線で水底に届き幻想的なアクアスケープだ。
そんな美しさは、動画では表現できないが、その気分ぐらいが映っていれば上出来だろう。予想外の季節に予想外の風景に遭遇した。こんなこともあるんだ。
だから潜ってみなければわからない世界だ。最初のダイビングは海が荒らされていないので、大変透明度が高い。それが次第に濁ってくる。もちろん濁らせているのは、私達ダイバーが巻き上げる砂塵なのだが。
それでも、1日たつと元の透明度が高い海に戻る。毎日そんなことの繰り返しだ。
Fisheye67.光が揺らめく