Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング660. 小説:小樽の翠584. 幕間・コパカバーナホテルのプールサイドで

2022年11月25日 | field work

 朝早くマニラのコパカバーナホテルのプールサイドでブログをつついていた。そんなときに考えた事を・・・。
 直近の小説:小樽の翠では、イラストレータで描いたドローイングを多用した。デジタルだと量感や空間感を表現するのが難しそうだが、短時間で描けるメリットがある。ドローイングもデジタル化だからこそ、あえて手描きは残しておきたいと思うが、そんな志がどこまで続くやら・・・。
 当初マーケティングの手法であるペルソナ法を用いて書き始めたが、既に長編小説に近い。だがそのなかで、今の時代のライフスタイルと逆を目指したらどうなるかとするテーマがあった。つまり晩婚に対する早婚、少子化に対する多子化、核家族に対する大家族、そして小説家が構築してきた妄想的快楽に対する現実的快楽といった具合に、逆方向のライフスタイルを目指している点では、やはりペルソナ法を敷衍している。
 ふと思うに条件が許されれば誰しも、こんな小説みたいなライフスタイルをしたかったのかもしれない。そう思いつつ現実的選択枝として少子化や晩婚化を余儀なくされるところが現代社会だ。その逆の道をゆくのは可能でしょうというのがテーマが主張するところでもある。
 ふとみるとプールサイドで若い女性を連れた年配の外国人を見かけた。あるものはナイスバディの女性を連れたアメリカ人、あるものはチャドラをまとった女性を連れたフランス人といった具合に、見た目から年齢差が相当ある。どうみても一夜限りの関係とも思われない空気なので、やはり夫婦なのだろう。
 歳をとると、友達や同級生達は疎遠になったり他界したりして、周囲が寂しくなる。あとはジッと孤独に耐えるライフスタイルは、つまらない。やはり生涯現役でいる方が人生は面白い。
 コツコツとやるべき社会的仕事があれば孤独でもよいが、趣味ぐらいでは社会性が希薄だから耐えがたい。だからおおいに人脈を広げ新しいことを勉強する姿勢の方がはるかに愉しい。
 第一次南極観測越冬隊を指揮した西堀栄三郎は、77歳でチョモランマ北東稜の登頂を総隊長として成功させ、晩年大型ヨットを自前で建造し海洋調査を死の直前まで行い86歳で没した。またスキーの三浦雄一郎さんは、70歳、75歳、80歳で3度のエベレスト登頂に成功し、今も現役企業の代表である。そうした事例から学ぶことは生涯現役。この考え方が現代人のライフスタイルに必要となりそうだ。
 西堀栄三郎の言葉をあげておこう。
「『生きた知識』というものは、自分で体験することによってしか得る方法はない。実際に手にとって体験した知識は、奥深く広がりをもった知識となり、創造性を育成し、活動の源泉となるものである。」
(昭和60年8月17日 第12回野外活動協議会 講演録より)

iPhon13pro

追記
2週間前からインターネットが、繋がらない事態が起きています。ソフトバンクの WI-FIルーターを取り替えましたが、やはり繋がりません。今日はホームゲートウェイのNTTから修理にきます。さてつながるかどうか。そんなわけでiPhoneで、今はブログを見ています。とても全部のフォロワーを訪ねる事はできません。早く全面復旧を願いながらの毎日です。
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