最初にお断りしておきます。11月にアップさせている京都の画像は、全て10月に撮影したものです。京都の紅葉は12月16日以降のブログでアップします。それは映像の撮影や編集に時間が必要だからという理由で予約投稿にしています。
さて10月、毎日ほぼ同じコースを散歩している。同じ風景でも光の状態によって異なって見える。特に秋の釣瓶落としの柔らかい光に夏の活気はない。それよりデスクワークの癒やし系として散歩をしている。
土曜日だったから、これまでにないビジターの多さに、こちらは少し辟易する。ふと彼らは何故この街にやってくるのだろう。
もちろん京都の風景を見て、スタバでお茶をして、そして敷居が高い京料理ではなく洋食屋に入り込む。そう!、大方は大阪人だったか。それは東京人が鎌倉を訪れるのと大差ない。彼らもまた休日の散策なのだろう。そんな中に土産物を抱えた少数派がいる。多分関東や九州か・・・。
私としては人体デッサンをしているから、すれ違う彼女たちのボディチェックにつとめる。着物を着ていても裸体の形はわかってしまう。概して細く背が高い女の子が増えた。アメリカ人の鍛えたボディと比べると、筋肉が少なく細すぎるのではないかと思いながら。
そんな話は個人の頭の中で完結するのでどうでもよい事だが、カップルのレンタル着物姿が復活してきた。今年のトレンドは白系の着物が目立つ。やはりレンタルの世界にもトレンドがありそうだ。
そんな光景を通り過ぎながら機材を回してみる。機材の全長が短い広角ズームレンズがジンバルと相性がよい。もちろんインナーフォーカスだからレンズの前兆が伸び縮みすることがないのもメリットの一つだ。
それにしても機材を振り回すとデジタルのラチチュードの低さに辟易してしまう。だから露出補正や測光モードを頻繁に変える。それでも変えられないときは編集段階で色を整える。静止画なら簡単な事だが、このあたりが露出が異なる多数の画像を連続して撮影する映像の難しさだろろう。
京都・秋の日は釣瓶落とし
追記
海外のフィールドで活動する時、パスポートと財布が必携だ。そして盗難多き世界で盗まれないことが肝心。
旅通の話を読むと、腰に巻き付けるポーチとかインナーの上に背負い込む事を推奨しているが、通関手続きの時に取り出すのにシャツをめくりあげて出すというわけだ。飛行機の乗り継ぎでも通関手続きが必要な場合もある。だからホントにこの人達は旅通なのかと疑問に思う。まして熱帯地方で薄着で、暑い世界でTシャツの下?。
なぜなら、ポーチなんか背中のフックを外すとズルッと落ちるからだ。それでいいの?。どう考えてもこんなのが盗難予防だとは思われない。
京都三条通にノースフェイスの店舗がある。実はここの商品が、旅に出た事があるのだろうかと疑問を呈したくなる程、使い物にならない商品ばかりが置いれている。つまりフィールドを歩かないファッション重視の専門店だ。ノースフェイスを調達するならば、やはり山用品専門にゆかねばならない。
そんななかで、ある日本の通販企業がノースフェィスのベストに内ポケット付きを販売していた。ライセンスCの契約なのだろう。デザインポリシーが適合していれば、適宜改変して良いとする契約だ。
そしてこの内ポケットが海外では活躍する。フィリピンは店に入るときは手荷物検査と鞄の中身のチェックが必須であり、スーパーでは手荷物全てを預けなければならない。昨今はワクチン接種証明書の提示もある。
しかしこのファスナー付きの内ポケット付きベストを来ていればウェストポーチ不要となり、容易に検査を受けて入店できる。実はファスナー付き内ポケットの便利さに気がつくデザイナーは大変少ない。忙しくて旅に出られないデザイナーが、スタイルだけを配慮してデザインしているのだろう。若者達のファッションを見ていると、そんな旅不向きのファッションばかりだ。