最近イラストレータによる線書きのイスラトを多用している。
こちらの方が簡単という理由から。それでもモチーフを探すのに少し苦労する。探しているポイントは「いやらしさ」。
いやらしさも人間の心の闇の一つだが、ジョン・アーンスト・スタインベック の「二十日鼠と人間」、 「気まぐれバス」 などの小説でも人間の性格の広義な意味での人間のいやらしさが扱われている。このブログで扱うのは狭義のビジュアル的いやらしさ!。
そんな視点で公序良俗の範囲内で探すと、ビジュアル的いやらしさもなかなかないものである。
さて小説:小樽の翠もすでに700回を越えている。そのなかで過去アップさせたイラストから人体を2点引き出してみた。どちらもクロッキー・デッサンを下敷きにしているから日本人の体型になっている。
ドローイング514.小説:小樽の翠 熱い珈琲(2020年8月22日)
ドローイング526.小説:小樽の翠 張り子の虎(2021年10月27日)
前者のイラストは2020年8月。まさにコロナの緊急事態宣言がだされ、お盆帰省は自粛。京都の祇園祭や五山送り火も中止。夏の暑い最中に家に閉じこもってイラストに専念していた。こうしたクリエイションがあったればこそコロナ過の退屈な時間を乗り越えたといえる。
このころは人体の線書きを強調するか、デッサン的に量感などを描くかで描き別けていた頃だ。
前者のイラストはクロッキーを水彩紙にトレースしてから着彩したもの。後者のイラストは、鉛筆書きのクロッキー自体をコピーし、これにボリューム感が表現出来るように着彩したものである。人体の量感としては後者の方が正解であるけど・・・。
これらのデッサンを基本とする人体は大変即物的である。これも小説では不足だよなぁーと思っていた。
今はイラストレータによる線書きである。このほうがストーリー性が表現しやすいかな!?。 それ以前に簡単というのが多用する理由ダケド。
そんな風に人体のドローイングも、このブログのなかで少しずつ変わってきている。
iPhon13pro