京都は昼間少しまとまった雨が降った。砂漠に水がしみこむように待望の雨を喜雨という。雨のラインが見えるぐらいに降った。これは梅雨明け以来である。
その待ちに待った雨も3時間ぐらいで上がってしまった。ならば雨上がりの散歩にでかけよう。
散歩に出かけたら、全く雨上がりとは思えない夏であった。だが夜半から
北風が吹くので今晩は窓を開けて寝ることができる。もちろんそんな日は今晩だけだろう。
古民家だから各部屋は襖の仕切りだけから、窓を開けていれば風が建物の中を通り抜けて涼しい。さらにトップライトは開閉式にしてあるので、暖かい空気は上から抜けてゆき、風の流れが確保されている。泥棒が入るって?。いまどきそんな古典的な泥棒はいないよ。それに我が家は取られるものがない。
現代建築は各部屋が厚い壁で仕切られているから、部屋を閉め切れば、たちまち部屋の温度が急上昇しエアコン必須の環境になる。そこが現代住宅の最大の欠点である。もちろんマンションも同様である。
いまいちど部屋という単位をすてて、全体が一つの家になるように設計すべきだと私は考えている。そんなとき襖というのが大変優れた建築の設えになる。そうすることで風通しのよい家ができる。
現代人はエアコンに依存しすぎだ。もし電気が停まったらどうするのだろうか?。
Fieldwork855. 京都・酷暑そして喜雨の後 HD 1080p
SONYα6600,E18-135mm/F3.5-5.6