Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

ドローイング555. 小説:小樽の翆483. 建築家の榊原です!

2021年12月05日 | Sensual novel

 

 リュウ君のフィリピーナの話が覚めやらぬ翌日、札幌の歩く下半身のベーヤンが、小樽で飲もうよとお誘いがあった。

オーセントホテルの最上階にゆくと・・・・

あら今日は女性ではないですかぁー。

それもスタイルのよい長身の年配の男性だ。

カウンターにジャケットを置いてベーヤンと酒を飲んでいる。

ベーヤン「いつも女ばかりじゃないよ。今日は珍しい人間を連れてきた」

ベーヤンが紹介するとスクッと立って、よくしみとおる声で「建築家の榊原です!」といって名刺を差し出した。

オオッ!、建築家だって・・・。ポケットから名刺入れを取り出した。

そのパンツが格好の良いきこなしだ。

明らかに身体が引き締まり、パンツとボディの間にタップリと余裕がある。

パンツの理想的なはき方だ。

ベーヤン「お前と商売が近いからさ、話が合うと思ってさ」

そういって紹介された。

ベーヤン「でね、二番目の奥さんが若いんだ・・・・。それも外国人さ」

榊原「はい、オカンはまだ24歳です!!!」

「えっえーーっ、すると榊原さんは、おいくつなんですか?」

榊原「ハハハハ、75歳です。トランプ元大統領と同じ歳です!」

「えええーーっ、トランプさんの奥さんのメラニアさんだって51歳だよょーー」

ベーヤン「まだ、あるんだよ・・・」

榊原「じつは、先日家内が妊娠しましてねぇー」

「きぎょーーー、75歳で子供ができた・・・」

ベーヤン「昔日本の俳優で上原謙というのがいただろ。彼は80歳で子供をつくったからね。あり得ない話ではないよ」

もう少し話を聞いてみたい。

ベーヤンが、「酒!、いこ!!!」

というので小樽の夕暮れを見ながら宴席が始まった。

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