ここでもフィルムサイズで90mm相当に該当する45mmのマクロエルマリートで撮影していて、不足がなかったことは前にも書いた。北アルプスで不足がなければ、日本中で使えるわけだ。撮影のシステムには、24mm位の広角レンズと、40~50mm標準レンズ、それら90mmの望遠レンズ、欲を言えば135mm位があれば十分となると、そのシステムはライカシステムそのものだ。
となるとデジタルライカの撮影機材が、システムに全く無駄がなく秀逸だ。あれならば、納得ずくめで買いたいと思わせる。光学式ファィンダーで、シビアなデジタルの画像のピントが合うのだろうか、という懸念もあるが、デジタル一眼レフも光学式が多いのだから、問題ないのだろう。ミラーレス一眼レフで、デジタル画像をダイレクトに見ながらピントを合わせていると、そんな気分になるから笑える話である。
それにしても撮影素子に、倒産したコダック製CCDを使用しているのだけど、どうなるのか。会社更生法でコダックも再生するので、継続して欲しいところ。日本のデジタルカメラでは全部の機材が使用している、ローパスフィルターを使わないCCDであり、デジタルはフィルムが撮影素子に変わっただけという確固たるポリシーを持ち、それ以外は何も変える必要がないいう哲学でプロダクトをデザインしているところに品位がみられる。やはり機材徘徊の最後はライカにたどり着くのかもしれない。
そういえば、このレンズもOEMではあるが、一応ライカブランドだった。
新穂高ロープウェイ展望台,2012年2月12日
OLYMPUS PEN E-P3,LEICA DG MACRO ELEMARIT45mm,f2.8.
ISO200,露出補正±0,f11.1/2000,i-Finish