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着色斑を有するアメマスの画像
栃木県では在来種ニッコウイワナのブランド化を考え、孵化養殖事業を行ってきたが、配合飼料の給餌飼育ではニッコウイワナの所以とも言うべき体表側線付近から腹側にかけての橙色ないし黄色の有色斑が薄れてしまい、外観上アメマスとの区別がつかなくなってしまうのが悩みであったらしい。
そこでエサに種々の色素を添加してなんとか白斑に色をつけようと検討を重ねてきた。
その結果パプリカ系色素とマリーゴールド系色素をエサに混ぜることにより何とか有色斑を出せるようになったようだが、河川繁殖の天然ニッコウイワナのような美しい有色斑(着色斑)は出せなかったという。
ただ、本州では源流域奥深くまで釣り登る多数の釣り人の釣り圧(いわゆる山釣りブーム)で在来イワナの個体数は壊滅的に激減、そこへ養殖イワナの放流が繰り返され、もはや古来からのNative のイワナはほとんど残っていないとの考えが一般的と聞いています。
ところで北海道では普通アメマスに着色斑は見られないが多数のアメマスをみていると稀に着色斑を有する個体に遭遇する。
なんとなく着色しているものから、ニッコウイワナみたいに鮮やかな着色斑を有するものまでいて、着色斑の程度は様々である。
私は個人的には着色斑を有するアメマスの画像を文献、ネット画像その他ではまだ見たことが無い。
そこで、今後着色斑アメマスの画像がある程度たまるごとに画像をアップしてゆこうかと考えています。
実は今回提示するもの意外にも多数の着色斑アメマスの画像がありますが未整理です。
特にウミアメマスの着色斑はすごいとおもいます。
今回提示するのは、釧路川水系上流域の個体です。
なぜこのような着色斑が出るのでしょうか。遺伝的な原因? 食餌の影響? オショロコマとの雑交F1? その他 etc .........。
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