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20XX年4月26日 (土) 晴れ 暖かい
山菜の王者ギョウジャニンニクと春の女神の舞い
朝10時。天気が良いので北見の自宅から車で30分ほどの山へ出かけた。私はひどい風邪、妻は先日の肺炎ですっかり体力が落ちてしまった。
今日はそのリハビリも兼ねている。サロマ湖はすっかり氷も消えて海鮮市場にもいろんな魚が並んでいたが、まだ海アメマスは獲れていないようだ。
まず春の女神エゾヒメギフチョウを見にいった。いつも春先にはヒグマが多いところだ。



キバナノアマナ。

ナニワズ。

エゾエンゴサク。
早春のカラマツ林の中に開けた発生地で今年もこの蝶は発生していた。8♂♂を確認し撮影した。




ヨモギの若葉を摘んでいるところです。
フキノトウの花は花粉を一杯つけています。

ギフチョウ・ヒメギフチョウのDNA解析をやっている友人に頼まれていたので3♂♂だけ採集した。

エゾヒメギフチョウは、フキノトウで吸蜜するのが好きなので、蝶にはフキノトウの花粉がついています。

蝶愛好家たちは毎年、この美しい蝶に会えることをひたすら楽しみに1年間の毎日を暮らす。

この場所は長年私の秘密のエゾヒメギフチョウ発生地で誰にも教えないことにしている。
午後1時30分、常呂にあるレストランのブレ(フランス後で小麦の意味)で食事をしたが、いつもとてもおいしい。
フランス料理で海アメマスを料理したらどうなるか聞いてみた。見てくれは大きいが、まずい魚でどうにもならないとのこと。
あの水玉模様が生理的に気持ち悪いとのことで、釣り人あこがれの大型海アメマスもフランス料理のコックさんにかかっては形無しだ。





常呂川の支流の上流域にギョウジャニンニクの多いところがあり、急斜面にたくさん生えていたのを夫婦の一食分採集して夜、ゆでて食べたがとってもおいしかった。
これを食べると本人にはわからないが体からひどい悪臭が発散されるので明日休みの日にしか食べられない。
春の山菜の王者ギョウジャニンニクは人間も好きだがクマさんたちはもっと好きである。
北見市でも、はや越冬後のヒグマがいたるところで目撃されているので山へ入るときはちょっと緊張する。
先日も函館近郊でギョウジャニンニク採りの男性がヒグマに襲われ死亡している。

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