地球と子供を忘れた小泉小劇場

郵政民営化法案が否決され解散総選挙になった。この4月から国会で続いている小泉小劇場は、ロングランだ。先日、朝日テレビの サンデープロジェクトで田原総一郎が、反対派の大将亀井静香議員に「朝日新聞から読売・サンケイに至るまで全社が郵政民営化支持なのにあなたはなぜ反対なのか」と2度迫っていた。驚いたが要するにこの芝居は、メディアの鳴り物入りのお芝居かと思った。最近は(刺客)をどうのと時代劇かやくざ映画を見ているようだ。『首は飛んでも、動いてみせる~』と見栄をきると、そばですかさず、『よー!小泉屋』  と阿吽の呼吸。そこで大向こうから拍手喝采。面白いというか凄いというか暢気というか。
今日も88人が自殺し、12万人を越える子供達が学校に行けず、地球の温暖化砂漠化は1日1秒と休みなく確実に、しかも加速度的に進んでいる。100年後はおろか、今の小学生が社会の中枢を担う3~40年後、どんな地球になっているか…仮定の問題と言うより現在の地球と社会の壊れ方を見ればおよその見当は付きます今の子供達は夢を持てないだけでなく、未来に不安を感じているでしょう。だのに大人は芝居に興じてる。
東京都知事石原慎太郎さんはメディアは三権に次ぐ第四の権力と言ったことがある。私は世論も選挙も国権の最高機関の議会をも左右する第一の権力ではないかと思うことさえあります。(戦前戦後日本も世界も、戦争遂行に最も心を砕いたのは世論づくりであり、主な手段は新聞ラジオでしたい今はテレビです)。
自殺の報道は昨年まで朝刊トップでりあげていましたが、不思なことに今年は全紙一斉に、朝刊から外し夕刊の後ろのページにわずかにでてくるだけでた。不登校も同様、小さく「3ねん連続減少」の見出し。数についての確認もなければ実態の掘り下げもない。現場にいると3年連続事実と異なる報道に接するこになるのです。経済の問題も同じです
この1年間だけ見ても政治の都合で景気の浮揚がくるくる変わってきた事実をしっているでしょう。先日、政府の「踊り場抜け出した宣言」などは4~6月の経済統計をまとめる前なのです。当然同じ政府でも担当した内閣府と竹中さんはのニューアンスは異なりました。
メディアの基準は何なのか。国民はほとんど生活で手足を縛られ、メディア情報の中でしか判断できないのが現状です。(不思議なのですが、一人一人は自分が判断したと思ってしまうようですが、これは仕方ない性質)
ついでに、先日朝日の社説で、今後情報が、テレビ新聞のマスメディアから、ブログのようにインターネットで個人から発信されるものが多くなるだろうが、取材能力や専門性がないから、無責任で間違った情報が多くなるのではないかと危惧するものだった。そういう心配もなくはないが、それは公正で、事実を報道している人たちの言えること。事、教育に関しては、40年間メディアは全てとはいいませんがほとんどミスリードの連続でした。そして今日の状況なのです。発表されるデーターの吟味はほとんどありません。何度か電話やファックスで指摘してきましたがなしのつぶてです。現場にいると事実の確認はそれほどむずかしくなく思われます。
大人はお芝居やお囃子は面白ければいいのかも知れません。只、放っておかれてる子供達は、俯くより方法がないではありませんか。メデイアの皆さんもお子さんやお孫さんはいませんか。どなたも以前は子供だったんでしょ。  私はノンポリではありませんがノンセクト。 しいていえば党首1人の(地球と子供党)かなー
車内に子供を置き忘れてパチンコに夢中になっている親の姿は他人事ではない。
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