世の中の見える世界から見えない世界まで思いっきり。特に、子供、教育、不登校、自閉症等 情緒に関心あり
天まで届け
続・続「すずめの子」
親心の良し悪しは、すずめが寄ってくるか遠ざかって逃げていくかで分る。私のは失敗。
子供の学校はどうだろう?教育改革とか何とか言って、国はずーと教育政策を掲げ、全国の学校を権力も使い指導してきた。小中学校の不登校児童生徒数は12-3万人。ここ10年減らないどころか、全児童生徒数との比率では増加している。おまけと言うか、この間に、軽度発達障害児童生徒数も、不登校数かそれ以上に発生している。国は今後この数も数倍増加すると自然災害のように予測している。要するに子供は学校から遠ざかり逃げ、おかしくなる子供は増えると他人事のように予測してみせる。
国の政策は自分勝手な親心と似ている。間違っていても強弁し止めないどころか、(ご馳走?)を増やしている。最近は不登校の統計の内訳を公にしない傾向にある。
我が家の庭先に来るすずめは、ご馳走を引き上げたら、少しずつだが、庭先に戻ってきた。
学校は上司から指示される御馳走(子供にとっては怖いものかも知れない)をばら撒くだけで、後は野となれ山となれ。是非のチェックもしない。
すずめのことはすずめを見れば分る、子供のことは子供を見たり、子供の声に耳を傾けると分る。ただそれだけでいいのに、偉い人たちはそこだけ目を向けず、耳を傾けない。
続 「すずめの子」
庭先に来るすずめの子も、だんだんなれ家に近づいたり逃げないで食べているすずめを見ていると、つい「ご馳走をしてやろう」と言う気になってしまった。
近所の八百屋さんで値段の高い方のみかんを一皿と、りんご1っこ、桃を1っこ買っていそいそと帰ってきて、それらを輪切りにし、庭先に食べやすいように置いた。そうしたら、翌日もその次の日もすずめは1羽も下に下りてこない。高い電線に2~3羽止まるが、1羽も1羽も下に降りてこない。斥侯しているのかと思うぐらいだった。
妻は、あんなに派手にやったから怪しんで近づかないんだと、嬉しそうに言う。3っ日めの朝、どんな鳥かは知らないが、今まで聞いたことのない、美しいが鋭い鳴き声が暫く聞こえた。それがすずめの来ないのと関係あるかどうかは分らないが3っ日めもすずめは殆ど近寄ってもこない。
仕方なく、夜になって、ご馳走は全部回収した。ありが群がっているだけだった。
翌日から、すずめは少しずつ下に下りてくるようになったが、以前より遠巻きにしているようで、前のようには近づかない。
「親の心(すずめの)子知らず」と言うが、すずめはきっとこの2日間怖かったに違いない。自分勝手な「親心」を押し付け申し訳なかったと思う。早く心の傷を癒して前のように近づいて来てほしい。(ここは逃げなくていいんだよ!それにしてもこの間違いを私は自分の子供も含め、私は何度やったことか。ふむー)