事実と意識

人は事実そのものを認識し意識することは出来ない。そこには必ず多少のズレがある。人はそのように出来ている。
ズレの違いは経験や知識や感性等により異なる。
だから一つの事実に対しても意識は人によって異なり同じであることはありえない

それは人の多様性であり豊かさのもとにもなるから問題はなくむしろ喜ばしい。
問題は事実と意識のズレの大きさである。言葉によってさらにズレは大きくなるが、
事実をめぐって意識
変容のコントロールが困難な場合である。議論は立場やプライド、自己主張がからみコントロールが難しい。もう一つ問題なのは、自分自身、事実と意識が一致しているかのような錯覚に陥りやすいことである。「病」は自力で意識をコントロールしたり、事実と意識の違いを区別が出来なくなった状態を指すのかもしれない。
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