財界に変化?

特に勉強したわけではないが、子供の頃の記憶で大ざっぱに考えてみた。

戦前、権力を握っていたのは(軍国主義)と言われていたようだいし、時の総理も元帥だから軍部だったのだろう。敗戦後GHQが体制改革でやったのが(財閥解体)と(農地解放)であったことを見れば権力と財閥や地主階級の特殊な関係もあったに違いないが勉強もしていないし良くは分からない。

 戦後、憲法をはじめ教育から生活に至るまで価値観と共に行動様式が大きく変わったのはアメリカの影響によるだろう。

 1950年代から、今の新興国のように人件費の安いことを良い事に世界経済の中で日本経済は著しく成長した。

 次第に財界が政治権力をも左右するほどの力をもってマスメディアを尖峰にして(国民)や(民主主義)をツールとして用い、世界のグローバル化と相まって今日に至っている…大ざっぱだが、私の眼にはそのように映っている。

 

意向を酌んだマスメディアは、年から年中政治批判を繰り返してきたが、財界をテレビや新聞で批判したのを見たことがないだけに、

 今朝の朝日新聞の社説(楽天脱退 財界は「進取の精神」を)と物を言ったのは非常に意外に感じた。

 結局は、「財界が進取の精神を忘れて新陳代謝を阻害しているなら、三木谷氏でなくとも(経団連)に魅力は感じまい。」と仮定の話として囃子を入れてる程度のものでしか無かったが、それでも意外に感じた。

 本来なら、ここ何十年と財界の意向で世論を動かし政治をし、上手くいかないのは政治のせいとしてきた経過からすると、情報機関によって財界の提言とそれに沿って自ら果たしてきた役割を事実に基づいた本格的な検証が求められるはずである。

 実際には権力の2重構造にあっては、それは期待すべくもないが、(小さな変化)だからこそ、見落とせない。

  

 

 

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