急がれる原理原則への転換 

 

     「自然は 大事なもの」 「自然は なくてはならないもの」 この2つの命題は次元を超えた意味合いがある。

       人間中心の現代社会では 自然と人間の関係を一般的に前者の命題の次元で認識されているようだが、自然と人間の基本的な関係は 人間の認識の如何に関わらず事実として後者の関係にある。

   言い換えれば 人間は自然の一部であって、自然なくして人間は 存在しえない。 

    現代社会の行き詰まりの根本的な原因は 原理原則の取り違いにあって、そこを転換せず 社会の持続・発展は 在りえないどころか目先の問題解決をも困難にする。現代社会の現状が そのことを物語っている。

    

    自然と人間の基本的関係への認識の転換とその社会化が 急がれる。

     

 

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