
先週28日にプロ野球セ・パ両リーグが同時開幕したので早速応援に駆け付けた。球場が揺れるほどの大歓声、応援団の鳴り物、ビールの匂い、売り子さんの笑顔、グローブをはめてファウルボールを追いかける子どもの声・・・野球場の空気はいい。贔屓のチームは昨年クライマックスに進むこともなく、早々とシーズンを終えたので、いつもの年より待ち遠しかった。
ジャズメンも野球ファンが多く、ジョン・ルイスは1947年のディジー・ガレスピー楽団時代に「Two Bass Hit」という曲を書いている。楽器の「Bass」と、塁の「Base」をかけたものだ。前年に発表されたガレスピーと同バンドのベーシスト、レイ・ブラウン、アレンジャーのギル・フラーの共作による「One Bass Hit」に呼応する曲でもある。こちらもガレスピーが共作者としてクレジットされているが、おそらくルイスが骨格を作り、親分がビッグバンドに映えるように手を加えたのだろう。のちに「静」のMJQを担うルイスとは思えないほど躍動感があるナンバーで、ルイスのハードな一面がうかがえる。
バッププレイヤーに人気がある曲をフルートで演奏しているのは小宅珠実で、1980年に「Tamami First」でデビューしたときは、男性的な骨太な音でありながら女性ならではの繊細なフレーズに関心したものだ。女性の年齢を記すのは甚だ失礼なので伏せておくが、デビュー時から完成されていたほどのキャリアを持つ。「Two Bass Hit」と題されたアルバムは2007年の作品で、一段と磨きがかかったジャズフルートを味わえる。タイトル曲のイントロに「Take Me Out To The Ball Game」を入れたり、ジャケットに写る影がバッターだったりと、ひょとしたら小宅珠実も野球ファンなのかもしれない。
シーズン中は、「あの場面でピッチャー交代はないだろう」、「あそこは代打を出すべきだった」、「あの球がボールとは審判の目はどこについているんだ」、「明日は打順を変えよう」等々、にわか監督と評論家もどきの野球仲間との話も弾む。たとえ負け試合でも、シングルヒットが二塁打になるような全力疾走する熱気あふれるプレイをみたい。
ジャズメンも野球ファンが多く、ジョン・ルイスは1947年のディジー・ガレスピー楽団時代に「Two Bass Hit」という曲を書いている。楽器の「Bass」と、塁の「Base」をかけたものだ。前年に発表されたガレスピーと同バンドのベーシスト、レイ・ブラウン、アレンジャーのギル・フラーの共作による「One Bass Hit」に呼応する曲でもある。こちらもガレスピーが共作者としてクレジットされているが、おそらくルイスが骨格を作り、親分がビッグバンドに映えるように手を加えたのだろう。のちに「静」のMJQを担うルイスとは思えないほど躍動感があるナンバーで、ルイスのハードな一面がうかがえる。
バッププレイヤーに人気がある曲をフルートで演奏しているのは小宅珠実で、1980年に「Tamami First」でデビューしたときは、男性的な骨太な音でありながら女性ならではの繊細なフレーズに関心したものだ。女性の年齢を記すのは甚だ失礼なので伏せておくが、デビュー時から完成されていたほどのキャリアを持つ。「Two Bass Hit」と題されたアルバムは2007年の作品で、一段と磨きがかかったジャズフルートを味わえる。タイトル曲のイントロに「Take Me Out To The Ball Game」を入れたり、ジャケットに写る影がバッターだったりと、ひょとしたら小宅珠実も野球ファンなのかもしれない。
シーズン中は、「あの場面でピッチャー交代はないだろう」、「あそこは代打を出すべきだった」、「あの球がボールとは審判の目はどこについているんだ」、「明日は打順を変えよう」等々、にわか監督と評論家もどきの野球仲間との話も弾む。たとえ負け試合でも、シングルヒットが二塁打になるような全力疾走する熱気あふれるプレイをみたい。
「トゥー・ベース・ヒット」は、ガレスピーとジョン・ルイスが作った曲で、躍動感のあるバップナンバーとして多くのプレイヤーが取り上げております。今週は野球ファン御用達の「トゥー・ベース・ヒット」のお気に入りをお寄せください。
管理人 Two Bass Hit Best 3
Miles Davis / Milestones (Columbia)
Sonny Clark Trio (Blue Note)
Red Garland / High Pressure (Prestige)
他にもドナルド・バードをはじめハンプトン・ホーズ、フィーリー・ジョー・ジョーンズ等々、多くの名演があります。
今週も皆様のコメントをお待ちしております。
Monty Alexander - Two Bass Hit - YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=-l30Va3WtMs
Dizzy Gillespie & His Orchstra - One Bass Hit - YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=Q3t7Ee7dODM
親分がノリノリで好きな映像です。レイ・ブラウンは少年のような凛々しさです。
この曲いいですね。手持ちのヴァージョンがあまりないけど、勢いのいいものが頭に浮かびます。ところで、今年もデュークさんのユニフォーム姿がススキノで見られるのでしょうか。健闘を祈ってます。
①Miles Davis / Milestones (Columbia)
②Sonny Clark Trio (Blue Note)
③The 3 Sounds / Feeling Good (Blue Note)
①、②は頭の中で響きます。好きでいうと、②の方がよくて、フィリー・ジョー・ジョーンズとソニー・クラークの掛け合いはたまりません。③は、ハンプトン・ホーズやドナルド・バードもありましたが、あまり迫力はないものの、ソウルフルで、こういうのもいいかと。
土曜日は札幌ドームからススキノに流れましたが、まだ寒いですのでユニフォームの上にコートを羽織っておりました。気温同様、寒い試合でした。(笑)
この曲はルイス作のせいかバップナンバーでも垢抜けた印象があり、私も好きな曲です。ワンツーは決定と言っていいでしょう。ホーンではこう演奏すべき、ピアノはこう弾くべきというお手本かもしれません。
そして、The 3 Sounds が挙がりましたか。これもノッていますね。日本では人気のないコンボですが、タイトル通りのグッドな内容です。
昨日は負けました。 今日はどうかな? 球春到来!
それで、この選曲でしょうか?
まーdukeさんが挙げられたレコードで同じなのですが
僕は
Red Garland / High Pressure
これが一番!
何故か? ジョージ・ジョイナーの無骨なベースがたまりません。
Sonny Clark Trio
もーこれはトゥーベースを最初に聴いたレコードだから、ポーチェンも良いですが、フィリージョーは最高ね。
Hampton Hawes/All Night Session 2
これは、レッド・ミッチェルですねーこれも良いです!
それにしても、この曲、25-25さんではありませんが、マイルスもMJQのジャンゴも含めて、すべて、その面のラストに配されていますね? 面白い!
二ついただきました。そして今日は大谷が先発ですので、3連勝があるかもしれません。単独首位という響きはいいですね。今だけでしょうが。(笑)
曲名にちなんでベーシストからみで挙げられるとはさすがですね。今はジャミール・ナッサーの名前で知られるジョージ・ジョイナーですが、堅実な良いプレイです。ホーンに負けないほど鳴っています。
そしてポーチェンにレッド・ミッチェル、スタイルは違いますが録音数では東西の横綱でしょう。
収録トラックの分析もありがとうございます。ラスト収録はサヨナラ・ヒットのイメージでしょうか。25-25 さんは最近コメントをいただけませんが、お元気のようです。
Two Bass Hit Best 3
Miles Davis / Milestones (Columbia)
Red Garland / High Pressure (Prestige)
Sonny Clark Trio (Blue Note)
マイルスをはじめガーランド、クラークと名盤が並びました。それぞれのアルバムのなかではベスト・トラックではありませんが、レベルの高い演奏ばかりです。
今宵はお気に入りのトゥー・ベース・ヒットをお楽しみください。