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札幌のススキノにオールディーズのリクエストに応えてくれる「ザ・キッパーズ」という同名のバンドが入っているライブスポットがあり、連夜賑わっている。団塊世代の紳士淑女がひととき青春時代に戻れる場所だ。先日、居合わせた小生より一回り年上の方と、バンドが「ラヴ・ミー・テンダー」を歌ったことから、プレスリーの話題になった。「G.I.ブルース」にイカす女が出ていてね、なんて名前だったかなぁ・・・確かジュリエット・プラウズのはずだ、と言う。
知らない名前だったが、イカす女となれば気になる。他にどんな映画に出ていたのかと聞くと、シナトラとも共演していたそうだ。調べてみると1953年のミュージカルを1960年に映画化した「カンカン」に出演していた。音楽を担当したのはコール・ポーターで、このミュージカルからは「It's Alright with Me」や「C'est Magnifique」が生まれているが、主題歌として書かれた「I Love Paris」はパリを訪れたことがないシンガーでも取り上げるほどの名曲だ。ポーターがパリの屋根を描いたセットの素晴らしさに驚嘆し、僅か30分で作詞作曲したという。その目で見た美をそのまま音符に書き換えたメロディは実に美しい。
最近はあまり歌われなくなったが、2007年にAOR(アダルト・オリエンテッド・ロック)の歌姫と呼ばれたマリリン・スコットが録音している。ソウルフルで垢抜けた声は気持ちがいい。「Every Time We Say Goodbye」と題されたアルバムはタイトル曲をはじめ、「ニューヨークの秋」、「クライ・ミー・ア・リバー」といったスタンダード中心の選曲で、バックもサイラス・チェスナットやケン・ペプロウスキーらのジャズ陣がかためている。違うフィールドで歌っていたシンガーがバックにジャズプレイヤーを配するだけでジャズヴォーカルにはならないが、このアルバムが一級品に仕上がったのは天性のジャズセンスのなせる技なのだろう。
ジュリエット・プラウズの映画は観ていないが、シナトラが一目惚れして婚約までしたというから間違いなくイカす女だ。婚約後、プラウズが芸能界引退を拒否したため婚約破棄になったが、もし引退していたらプレスリーとの共演もなかった。「I Love Movie」といったとこか。そういえば、一回り年上のプレスリー・ファンの記憶にあった名前もイカす女も当たっていた。今度お会いしたら「ぴったしカンカン」と言おう。
知らない名前だったが、イカす女となれば気になる。他にどんな映画に出ていたのかと聞くと、シナトラとも共演していたそうだ。調べてみると1953年のミュージカルを1960年に映画化した「カンカン」に出演していた。音楽を担当したのはコール・ポーターで、このミュージカルからは「It's Alright with Me」や「C'est Magnifique」が生まれているが、主題歌として書かれた「I Love Paris」はパリを訪れたことがないシンガーでも取り上げるほどの名曲だ。ポーターがパリの屋根を描いたセットの素晴らしさに驚嘆し、僅か30分で作詞作曲したという。その目で見た美をそのまま音符に書き換えたメロディは実に美しい。
最近はあまり歌われなくなったが、2007年にAOR(アダルト・オリエンテッド・ロック)の歌姫と呼ばれたマリリン・スコットが録音している。ソウルフルで垢抜けた声は気持ちがいい。「Every Time We Say Goodbye」と題されたアルバムはタイトル曲をはじめ、「ニューヨークの秋」、「クライ・ミー・ア・リバー」といったスタンダード中心の選曲で、バックもサイラス・チェスナットやケン・ペプロウスキーらのジャズ陣がかためている。違うフィールドで歌っていたシンガーがバックにジャズプレイヤーを配するだけでジャズヴォーカルにはならないが、このアルバムが一級品に仕上がったのは天性のジャズセンスのなせる技なのだろう。
ジュリエット・プラウズの映画は観ていないが、シナトラが一目惚れして婚約までしたというから間違いなくイカす女だ。婚約後、プラウズが芸能界引退を拒否したため婚約破棄になったが、もし引退していたらプレスリーとの共演もなかった。「I Love Movie」といったとこか。そういえば、一回り年上のプレスリー・ファンの記憶にあった名前もイカす女も当たっていた。今度お会いしたら「ぴったしカンカン」と言おう。
パリに行きたくなるような素敵な歌詞とメロディの「アイ・ラヴ・パリ」です。今週はヴォーカルでお気に入りをお寄せください。インストは機を改めて話題にします。
管理人 I Love Paris Vocal Best 3
Ella Fitzgerald / Cole Porter Songbook (Verve)
Kay Starr / Movin' On Broadway! (Capitol)
Karrin Allyson / Sweet Home Cookin (Concord Jazz)
他にもシナトラをはじめビング・クロスビー、ディーン・マーティン、ドリス・デイ、ジュリー・ロンドン、アニー・ロス、エタ・ジョーンズ等々、名唱が並んでおります。
"I Love Paris" sung by Patti LuPone - YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=DzzljogxZAE
トニー賞ミュージカル主演女優賞を受賞しているだけあり貫禄があります。
コール・ポーターらしい、都会的な曲で、結構好きです。歌っている人は多いですが、どれがいいかとなると、やはりエラだろうと思いますが、好みとは違うのでどうしたものかと。
①Ella Fitzgerald / Cole Porter Songbook (Verve)
②Kay Starr / Movin' On Broadway! (Capitol)
③Annie Ross / Annie By Candlelight (PYE)
②は愛聴盤で、スインギーな快作です。③も、クラリネットの伴奏も得て、小粋なところも。番外編ですが、「The Many Sides Of Abbe Lane」(Mercury)は、ジャケットとともに、歌のほうも結構いけます。
パリに行ったことはありませんが、その雰囲気を感じさせる曲です。私は基本的にエラとサラはどの曲を歌ってもお手本になりますので、めったに挙げませんが、この曲はやはりエラです。ポピュラーソングをここまでジャジーに表現できるシンガーはいないでしょう。おそらくエラが取り上げなかったら、これほど広く歌われることはなかったでしょうね。
ケイ・スターはオリジナル盤が見つからず、東芝で再発したときに入手しました。選曲がいいアルバムです。
アニー・ロスも魅力がありますね。アビ・レーンはジャケットに惹かれます。彼女のレコードは全てジャケ買いでした。(笑)
この曲を最初にジャズとして聴いたのが、ドン・ランディ・トリオで、なるほどこの曲はこやって料理するのかと感心した。
後年、ポーターは良いなと思うようになってボーカルも聞くようになったが、やはりエラがいい。
続いて、ポーターソングブックと言えるジュリー・ロンドン、そして、ジャズっぽくない歌でドリス・デイ、なんだかドリスは13歳の頃から甘えたくなる年上の人という感じで・・・。
・・・という訳で、野郎は出て来ない。
因みに、東京は高樹町に、往年のロックやポップスをリクエストで歌ってくれるのではなく、自分で楽器を持ち込んで自演をするライブハウスがある。
アラウンド60歳でクランプトンやジェフ・ベックにクリソツのギターソロをやるお医者さんなどもいて、当然私もキーボードで参加する。団塊の世代はシブトイのだ!(笑)
「カンカン」はDVD化されているようですが、見る機会を逃しております。内容から察すると、おっしゃるようにウッディ・アレンの世界なのでしょう。
ドン・ランディはラテンビートで軽快に弾いておりましたね。「Where Do We Go From Here」はジャズ喫茶の人気盤でしたので、よく聴きました。
エラに次いで、ジュリー・ロンドンがきましたか。いつもの艶がありムードがあります。そして正統派ヴォーカルのお手本のドリス・デイは大人の魅力でしょうか。
ススキノの「ザ・キッパーズ」は、「デイ・バイ・デイ」の姉妹店で、オーナーはスージーのご主人です。バンドもお客さんも団塊の世代ですが、元気はいいですね。
I Love Paris Vocal Best 3
Ella Fitzgerald / Cole Porter Songbook (Verve)
Kay Starr / Movin' On Broadway! (Capitol)
Julie London / In Person at the Americana (Liberty)
多くの投票はいただけませんでしたが、エラが一番人気でした。
ケイ・スターとジュリー・ロンドンはスウィンギーな歌唱です。ジュリーは唯一のライヴ・アルバムですので貴重です。
今宵はお気に入りのアイ・ラヴ・パリでパリ気分を味わいましょう。