![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/91/5a36ed395867dbc28180cc826510b2de.jpg)
この時期、酒屋の店頭に煌びやかなパッケージに包まれたシャンパンが並ぶ。クリスマス用だという。華やいだシュチエーションに発泡ワインは欠かせないようで、映画の小道具としても効果的な演出をしている。アメリカ的なサクセス・ストーリー「ショーガール」、ジュリア・ロバーツが娼婦に扮した「プリティ・ウーマン」、そして永遠の名作「カサブランカ」でも愛を語る透明に近い黄金色が輝いていた。
シャンパングラスを持つ紅いマニュキュアの指先が美しいジャケットは、ポール・スミスの「Cool & Sparkling」で、54年当時には珍しい室内楽風の落ち着いたアンサンブルが楽しめる。スミスというと馴染みの薄い名前だが、あのエラ・フィッツジェラルドの名盤「イン・ベルリン」で、舌を噛むスピードのスキャットに、それ以上の速さでバッキングするピアニストだ。地味ながらテクニックは抜群で、唄伴にも定評がありパット・ブーンやサミー・デイヴィスが来日したときに伴奏者として指名されたほどである。
フルートやクラリネットの柔らかい音色を生かしたスミスの室内楽風のジャズは、リキッド・サウンドと呼ばれた。淀みなく流れるせゝらぎの透明感と、タイトルにも使われているスパークリングワインのような喉越しの爽やかさによるものだろう。54年というとバードバップ全盛期である。個々のインプロヴァイズを重視したホットなジャズが若者に受け入れられる一方、巧みな編曲を施したクールなジャズも人気があった。近年益々多様化するジャズだが、この当時からジャズに求めらるものは動と静なのかもしれない。
このアルバムに収められている「あなたと夜と音楽と」は、タイトルのイメージを活かしたアレンジで一際気持ちが良い。クリスマスに「あなた」と過ごす夜は、音楽を欠かせないだろうし、シャンパンも必要だろう。ドン・ペリニヨンを開けて、ジャケットのような美しい「あなた」に注いでみよう。決め台詞はこれだろうか。「君の瞳に乾杯!」
シャンパングラスを持つ紅いマニュキュアの指先が美しいジャケットは、ポール・スミスの「Cool & Sparkling」で、54年当時には珍しい室内楽風の落ち着いたアンサンブルが楽しめる。スミスというと馴染みの薄い名前だが、あのエラ・フィッツジェラルドの名盤「イン・ベルリン」で、舌を噛むスピードのスキャットに、それ以上の速さでバッキングするピアニストだ。地味ながらテクニックは抜群で、唄伴にも定評がありパット・ブーンやサミー・デイヴィスが来日したときに伴奏者として指名されたほどである。
フルートやクラリネットの柔らかい音色を生かしたスミスの室内楽風のジャズは、リキッド・サウンドと呼ばれた。淀みなく流れるせゝらぎの透明感と、タイトルにも使われているスパークリングワインのような喉越しの爽やかさによるものだろう。54年というとバードバップ全盛期である。個々のインプロヴァイズを重視したホットなジャズが若者に受け入れられる一方、巧みな編曲を施したクールなジャズも人気があった。近年益々多様化するジャズだが、この当時からジャズに求めらるものは動と静なのかもしれない。
このアルバムに収められている「あなたと夜と音楽と」は、タイトルのイメージを活かしたアレンジで一際気持ちが良い。クリスマスに「あなた」と過ごす夜は、音楽を欠かせないだろうし、シャンパンも必要だろう。ドン・ペリニヨンを開けて、ジャケットのような美しい「あなた」に注いでみよう。決め台詞はこれだろうか。「君の瞳に乾杯!」
インスト
Bill Evans / Interplay (Riverside)
Bill Evans / Green Dolphin Street (Riverside)
Hampton Hawes / Trio Vol.2 (Contemporary)
ヴォーカル
Bobby Norris / You And The Night And The Music (CBS SONY)
Connie Evingson / Gypsy In My Soul (ガッツプロ)
Toni Harper / Night Mood (RCA)
エヴァンスが圧倒的でした。トリオでも管が入っても素晴らしいエヴァンス世界が堪能できます。
ヴォーカルでは、ノリス、エヴィンソンが人気でした。他にも多くのヴァージョンが挙げられましたが、それぞれ特色があり一聴の価値があるものばかりです。「お好みのプレイヤーと夜と音楽と」 お愉しみください。
ブッチ・ファンの naru さんが探しておられる1枚です。
naru さん、ディスク○ニオン関内店にあるそうですよ。
さぁ、エサ箱争奪戦が始まりました。(笑)
映画のセリフにお詳しいですね。「硝子の塔」という映画で、男がシャロン・ストーンに、すきま風が入るよと言ってパンティを差し出すシーンがありました。「I'm pretty warm down there」とシャロンが答えましたね。下のその辺りは燃えてるの、そんな字幕だったと思います。シャロン・ファンはドキドキしますね。(笑)
先日、Kitty White 盤をゲットした、
ディスク○ニオン関内店でジャケを見かけたような・・・。
そうか、ゲットしとくんだったな!
>まだ20代のころ、友人がガールフレンドと気取って食事に行き、「君の瞳に乾杯」と仕入れたネタを使ったら、乾杯の酒を顔にかけられた・・という逸話があります。
4438milesさんのエピソードおもしろかったです。
「Here's Looking at You」はCasablancaですね。
「乾杯」には、「Here's mud in your eye!」という別の言い方があります。
なんでmud(泥)なのかわかりませんが、この4438milesさんのエピソードは結果的にこちらですね。意味は同じく乾杯ですが。
mudを使った乾杯は、黄金(The Treasure of The Sierra Madre)にセリフとして登場します。たまには映画ネタでした。
Dukeさんをはじめ皆さんのコメント楽しく拝見させていただきました。また、来週が楽しみです。朦朧としてきたので寝ます。
「CAN'T TAKE MY EYES OFF YOU」って曲があるけど、邦題知ってる?
知らないわ、どんな曲?
「君の瞳に恋してる」って曲でねぇ、今のボクの心境かなぁ。
ボーイズ・タウン・ギャングのヒット曲ね。あなたはボーイというよりギャングかしら・・・
>とその場を立ち去ったとか
>バッキー&ジョン・ピザレリ
バッキー・ピザレリとブッチ・マイルスが共演したアルバム Lady Be Good (Dreamstreet) ご存知でしょうか。ブッチがドラムではなく歌っております。なかなかにいい内容ですよ。あっ、そうそう、ジャケは二人がシャンパングラスを持っております。いやぁ、やっと週末に記事に戻れましたよ。(笑)
この曲に限らずヴォーカリスト以上に伴奏陣が良いケースは良くありますね。メロディアスな曲ほどその傾向があるように思えます。
ところで女性陣が優勢な今週でしたが、ジャッキー・パリスも歌っております。けっこう好きです。
>RE:ドナドナ
「ドーモドーモ」で誘われるままに宴会に行ってきました。(笑)
本当に為になるDUKEさんのブログですね!
ところで、まだ20代のころ、友人がガールフレンドと気取って食事に行き、「君の瞳に乾杯」と仕入れたネタを使ったら、乾杯の酒を顔にかけられた・・という逸話があります。
「なに、ボガードを気取っているのよ!」とその場を立ち去ったとか。
大爆笑のネタになってしまいました。
ご紹介ありがとうございます!
ドラムのジェフ・ハミルトン以外は、知らないなあ。
ギターが気になっていたんですが、
Larry Koonse?
変ったfamily name ですね、どっち系の人でしょう?
AMG で調べてみると、LA在住で父親のDave とともに
ギター・デュオで活動しているスタジオ・ミュジシャンのようです。
そういや、ギタリストって「親子鷹」が多いような。
ジミー&ダグ・レイニー、
バッキー&ジョン・ピザレリ。
ヴォーカリスト以上に伴奏陣が良い演奏をするのですよね、
だから間奏の方がグレードが高かったりして、
ヴォーカルが負けてしまうものもあります。
演奏者にもいい題材なのかな。
25-25さん
JACKIE RYAN "You and the Night and the Music"
パーソネルは以下の通りです。
vocals JACKIE RYAN
tenor sax RED HOLLOWAY
piano TAMIR HENDELMAN
drums JEFF HAMILTON
bass CHRISTOPH LUTY
jazz harp CAROL ROBBINS
guitar LARRY KOONSE
http://www.jackieryanmusic.com/youandthenight.html
どうやら見慣れている奥様の衣装と間違えられたようですね。(笑)
酒に強い私でも連日の宴会は、きついものがあります。下戸の方はお付き合いが大変なようですね。宴会に行きたくないのに、無理やり連れて行かれるのを、「ドナドナ」というそうです。仔牛の行方に喩えたのでしょうね。まだまだ続く宴会、お気をつけください。
黒人の小唄系もいいのですが、本家日本人の小唄「The 吉原」はいかがでしょう。栄芝流家元の栄芝と近藤等則のデュオです。
これは私が知るジャズ・ヴォーカル盤の
ベスト5には間違いなく入ります。
ベスト3には・・・微妙なところです。
もう記憶が・・・このところ、連日の宴会続きで、サスガの下戸の私でも、地球が私を中心に自転しております。
ルーリーン・ハンターはドッグラベルのオリジナルです。こちらもいい内容ですが、アトランティック盤の「Blues & Sentimental」が素晴らしいですね。ジミー・ジェフリーがアレンジしております。
リナ・ホーンのこちらのアルバムは見た記憶があるのですが、Tops がオリジナルなのかは不明です。
お二人ともおそらく、「あなたと夜と音楽と」は歌っていないでしょうね。クロスビーに代表されますように、どちらかというと白人に好まれる曲のようです。
今のところ見つかっていません。
↓
http://www.myalbum.jp/Pc/Albm_Dspy.aspx?albumID=eb285cbbf8d3
(PW:genban)
やはり、大昔に「○月社」でゲットしたもの。
オリジナルかなぁ?
値段は、あそこにしては手ごろだった。
このアルバム、バーニー・ケッセルはじめバド・シャンク、シェリー・マン等、メンバーが豪華ですね。このバックで歌ったわけですから、かなりの曲数を録音したものと思われます。「イッツ・オールライト・ウイズ・ミー」を最初に歌い出来が良かったのでタイトルが決定し、ジャケも刷りに出した。ところがテープを聴き直してみると、どうにも音が悪い。何せ、音を売りにしたハイファイジャズですから、入れるわけにはいかない。で、カットされたわけです。ん、タイトルのジャケは?オーライ、まぁ、いいか。(笑)
キャシー・ヘイズのイッツ・オールライト・ウイズ・ミー
のB面に入っていますね。
しかし、なんでこのアルバムタイトルなのかなぁ
思い出されたように、「バンド・ワゴン」の主題歌として使われておりましたね。アステアの自伝「ザ・ダンサー」の帯文に、「その名アステアは完璧を意味する」と書かれておりました。まさに完璧のダンサーです。
ウッズとジャレットが初登場ですね。ウッズとブライアン・リンチは息が合うようでしてバランスのとれた内容ですし、スタンダードのメロディ重視のウッズらしい作品です。
2番手とはいえ Interplay がきましたか。私が聴いた中ではこれが一番です。ハバードにしてもフィリージョーにしても入るタイミングがいいんですよ。エヴァンスの出だしはハードバップという音がします。
ヴォーカルは数多く挙げられておりますが、おそらく miyuki さんは誰のヴァージョンを聴いてもアニタがトップでしょうね。(笑)
エヴァンスのドルフィンがトップにきましたね。そしてなかなか挙げられなかった私が好きな B とは嬉しいです。モランもラファロは文句なしの1枚です。
スパークリング・ワインにお詳しいですね。とてもチョコレートをつまみにビールを召し上がる方とは思えません。(笑)
Let There Be Love に登場するのは気がつきませんでした。美人といえばこの人、ジョニ・ジェームズが歌っておりますね。そういえばジョニにもクリスマスアルバムがあるんですよ。昨年のクリスマスはジャケ買いの Yule Struttin' を話題にしました。今年は 25-25 さんと約束したプレイヤーの予定ではおりますが、やはり美女に心が揺れ動きますね。(笑)
>あのタイトル曲に吊られてゲットしたら
25-25 さんもゲットされたのでしょうか。同類相憐れむです。(笑)
オリジナルは Hi Fi Jazz の貴重盤ですが、私はフレッシュサウンドから再発されたときに買いました。かつてジャズ喫茶では片面しか聴いておりませんでしたので、裏面に入っているのだろうと・・・よくクレジットを見るとタイトル曲がない。クレジットミスか、あるいは曲名を変えているのだろうかと、でき得る限りの推測をして何度も聴きましたよ。私はご満悦ではなかったですね。(笑)
ノリスのは 25-25 さんがご指摘のアウシュヴィッツ・シリーズで、レコードとCDが同時発売されたものですね。買い逃しております。
Jackie Ryan はムード・インディゴを聴きたくて「Passion Flower」は買ったのですが、こちらは持っておりません。調べましたら The Very Thought of You も収録されているので買いですね。ありがとうございました。この曲は好きでして記事で話題にした「カサブランカ」でも流れておりました。
TAKASHI さんから挙げられると思っていたアニタです。ファンにはたまらない魅力があります。
ご紹介のチェットを拝見したところ、どこかで見たサイトだと思いましたら、jazzinn5 さんの「ミッドナイト・ジャズ・レポート」ではありませんか。以前 jazzinn5 さんとはメールのやり取りもありお付き合いがあります。私も時々ネタを拝借しにお伺いしております。広いようで狭いこの世界ですね。
今回は、インストで3枚選びました。
1.YPhil Woods / You And The Night And The Music
ウッズのソロがパワフルで、トランペットとアルトの2管で、にぎやかな感じです。途中にベース・ソロが入り、アレンジも洒落ていると思います。
2.Bill Evans / Interplay
エバンスにしては珍しく、管楽器が入っていますね。
だから、と言うわけではないのですが。
3.Keith Jarret Trio / Still Live
ボーカルは、あまり思いつかなかったのですが、唯一これだけは、と言う一枚で、
Anita O'Day and the Three Sounds
あ、あのタイトル曲に吊られてゲットしたら、
あの曲が収録されてなくて怒っている人が
たくさんいるアルバム・・・・
ですね?(笑)
あれに、入ってましたっけ?
気が付かなかったなあ・・・。
いい歌だけにたくさんあって選ぶにうれしい悲鳴をあげています。
インストものだと、
①Bill Evans「Green Dolphin Street」(Riverside)
他の2バージョンもいいですね。
歌ものですが、
②Beverly Kelly 「Beverly Kelly Sings」(Audio Fidelity)
モランのピアノ、ラファロのベースで。
トニ・ハーパー、ジュリー・ロンドンもいいし、意 外とキャシー・ヘイズ、コニー・ラッセルとか。
そして
③Bobby Norris「You and The Night and The Music」(CBS)
ボビーノリスはヴァースをたしか歌っていますね。(すぐ手元にありません)ヴァースには「Sparkling Wine」(スパークリング・ワイン)が登場します。なかなかこのヴァースを歌ってくれる人がいません。だからノリスは欠かせないし、歌もよかったと覚えています。
スパークリングついでに、スパークリング・シャンペンが登場するのは、Let There Be Love です。こちらはコーラスの中です。クリスマスには、きらきら輝くスパークリングものがよいかもしれませんね。
つい好きな曲なので、長々と失礼しました。
>ファーストネイムの B です。失礼しました。もうお分かりですね。
ああ、ラファロ参加のあれね、忘れてました。
あれは、ラファロのウォーキング・ベースが
ブンブン唸りまくるLover Come Back To Me を
聴いて満足して、止めちゃうことが多いもんで、
どうも他のナンバーの印象が薄いんですよ(笑)。
>1.You And The Night And The Music / BOBBY NORRIS (CBS SONY, 1986)
これ、バスタブのキャロルや電気スタンドのロレツ
なんかと同じシリーズで出たヤツですよね?
あ痛ぁ~、ノリスのは買いそびれてたなぁ・・・。
CDにはなってないの?
>2.You and the Night and the Music / Jackie Ryan (Openart, 2007
全く知りません(汗;
>3.Anita O'Day and the Three Sounds (Verve, 1962)
私情をはさんで3位はアニタ Gene Harrisのピアノも良い
ああ、これも忘れてた。
いいけどねぇ、やっぱり僕はジュリー、コニーに
軍配っ!こりゃ好みだから、仕方ない。
1.You And The Night And The Music / BOBBY NORRIS (CBS SONY, 1986)
低めの声で歌うこの歌が良い。
Harry Allenのサックス、 Kenny Barron ピアノも良い。
2.You and the Night and the Music / Jackie Ryan (Openart, 2007)
3.Anita O'Day and the Three Sounds (Verve, 1962)
私情をはさんで3位はアニタ Gene Harrisのピアノも良い
チェットの歌 聴けますよ↓
http://www.geocities.jp/jazzinn5/you_and_night3.html
エバンスはこの曲が好きだったのでしょうね。挙げられた他にラスト・コンサートでも取り上げております。曲のタイトルにミュージックが付くのはこの曲くらいしか思いつきませんが、音楽美学を追求していたエバンスだけにタイトルにも惹かれていたのかも知れませんね。
>紅いドレスのオネーチャンが映ったジャケット
知りませんね。「Jazz By The Sea」はビキニでしたし、「By The Fireside」は、おっしゃるように暖炉の前で聴くのに最適ですが、ブルーのネグリジェでした。もう少し暖炉の火を強くしましょうか。(笑)
なるほど先週の延長でジュリーがきましたか。不動の第一位と断定されましたが、この曲に関しては、私はトニーが好きですね。夜の空気にスゥーと溶け込むあの声がたまりません。
エヴィンソンは有望株ですね。ジプシーソウルは、「キャラバン」を聴いたのですが、買うには至りませんでした。嫌いではありませんが、多分その時予算がなかったのでしょう。ジャケの胸元と足元をしばらく眺めていたのは事実です。(笑)
B から Ruth Brown とはよくご存知ですね。「イニシャルはBB」というブリジット・バルドーの自伝がありますが、どうやら私の説明不足のようでして、ファーストネイムの B です。失礼しました。もうお分かりですね。私がトニーの次に好きなヴァージョンです。
これ、1コーラスでもいいから、
チェットのヴォーカル入れて欲しかったんですけどね。。
私、これに魅せられております。
粋ですね、ポール・スミスのピアノは、暖炉の前で聴くのに最適です。
ところでベスト3は・・・
1、エバンス/インタープレイ
2、エバンス+チェット・ベイカー/チェット
3、エバンス/オン・グリーン ドロフィンストリート
以上、エバンス尽くしでした。
1)「Around Midnight/ Julie London」(Liberty)
これは、不動の第一位。
2)「Gypsy In My Soul/ Connie Evingson」(ガッツプロ)
Jacintha と並んで、若手女性ジャズ・シンガーの
超有望株のコニー・エヴィンソンが、
ジプシー・スイング・コンボをバックに吹込んだ渾身の一枚。
ジプシー・スイング(2ギター+ベース)にヴァイブが
絡んで、とても軽妙洒脱な雰囲気。
それにしてもガッツプロ、いい作品を出しているのですが、
サイドキャップの延長の裏表紙にチョロっと和文ライナーって
手抜きじゃねぇすかね?
3)「Night Mood/ Toni Harper」(RCA)
処女作「Toni」ほど、べっちゃりした歌いっぷりでない
ところがいいですね。
>B は外さないでしょうね。(笑)
「Late Date With Ruth Brown」(Atlantic)
のことでしょうか?
いや、これは私的には没ですね。
この曲をあんなにど迫力で歌われては、かなわん。
この曲は、黒人でも(TAKASHI さんの言うところの)
「四畳半小唄」的なさり気ない歌い方をする、
Lurlean Hunter やEthel Ennis, Lolez あたりのヴァージョンを
是非聴いてみたいところなんですが、残念ながら
彼女たちの音源は、渉猟し得た範囲ではないようですね。
ベスト2とはいえ、私のお気に入りばかりで嬉しいですね。ハンプトン・ホーズはザ・トリオのVol.1が評価されますが、どっこいこちらのVol.2もなかなかの出来です。豪快ながらブルージーなタッチは繰り返し聴きたくなりますね。
週末には多くのヴァージョンが挙げられると思いますので、かつて耳にした「あなた」を思い出してください。「あなた」といってもジャズ喫茶で見とれた美女を思い出してはいけませんよ。(笑)
エヴァンスのラストはこんなに弾いちゃっていいのかなぁ、という鬼気迫る演奏ですね。エヴァンスの魅力を最大級に引き出すトリオも素晴らしいのですが、私は「Interplay」のエヴァンスのイントロから、フィリージョーが絡み、ハバードが出てくるあたりはゾクゾクします。内向的なエヴァンスが従来の殻を破ったアルバムとして好きな1枚です。
いやぁ、沢田駿吾にピーター・アースキン、守備範囲が広いですね。両盤とも持っていないのが残念です。聴いた覚えはあるのですが、「誰と夜とギターと」です。
「The West coast Sound/ Shelly Manne」は買ったような気がします。探して聴き直します。
>ヴォーカルはまた、追って。
手強いですね。B は外さないでしょうね。(笑)
板橋文夫さんとカルメンマキさんがセッションされている話は聞いておりますが、まだ音は聴いておりません。マキさんは天井桟敷のころから一風変った人でした。鈴木いづみと共に70年代という時代を象徴した人だと思います。おそらくあの強い個性は変っていないのでしょうね。
バーボンにワイルドターキーという銘柄がありますが、野生の人、板橋文夫さんに相応しいでしょう。好みのアルバムに針を落として、音宇宙に乾杯です。
ハワード・ディーツとアーサー・シュワルツのコンビの曲では、アローン・トゥゲザーが大好きです。その次に気に入っているのが、今回取り上げられている、あなたと夜と音楽とです。
お気に入りは
「ザ・トリオVol2」ハンプトン・ホーズ
「インタープレイ」ビル・エヴァンス
数多くの名演がありますが、3番目がどうしても決められません。
という訳で今回はベスト2でした。(笑)
1)「ラスト・コンサート/ ビル・エヴァンス」
「エヴァンスはトリオの聴くべし」と思っている僕は、
これを推します。
フィリーとの「On The Green dolphin Street」も
悪くないですが、情熱のほとばしるラスト・コンサーソに軍配。
ラバーバラは、エヴァンスの相棒のドラマーとしては
あまり話題に上りませんが、なかなかいいリズムです。
2)「Fool On The Hill/沢田駿吾」
検索してみるとこの曲は、管よりもギターのヴァージョンが
意外に多いですね。
タルやバレルのものがヒットしますが、残念ながら
手持ちにはなし。
グラント・グリーンのヴァージョンは、ちょっと冗長でパス。
で、選んだのがこれ!
ビッグバンドをバックに、沢田さんのブルージーな
ギターが冴え渡ります。
ベースの荒川康男も、いい。
3)「Badlands/ Erskine, Carpentar, Pasqua」
アラン・パスクァpとピーター・アースキンds共演の
ピアノ・トリオ。
次点に「The West coast Sound/ Shelly Manne」。
ペッパー、ジュフリーを含む4管をフロントに。
アレンジが、ジュフリーにしては捻くれてない素直な
感じ、と思ったら別の人のようでした。
ヴォーカルはまた、追って。
酒に例えるなら、バーボンの吟醸仕上げといったところです。
フルートグラスにちょっぴり注ぎ、キンキンに冷やしたソーダで割って、さて、何に乾杯しましょうか・・・
先週に続いてまた美女ジャケが登場しました。今週は「あなたと夜と音楽と」のお好みのバージョンをインスト、ヴォーカル問わずお寄せください。録音数も多いので「どなたと夜と音楽と」になるのか楽しみです。
管理人 You And The Night And The Music Best 3
Bill Evans / Interplay (Riverside)
Toni Harper / Night Mood (RCA)
Hampton Hawes / Trio Vol.2 (Contemporary)
「君の瞳に乾杯!」は映画史上に残る名台詞ですが、ボギーが言ったのは、「Here's looking at you kid」でした。どこにも瞳はありませんが、訳者のセンスに乾杯です。
クリスマスにドン・ペリニヨンで乾杯される方もコメントをお寄せください。
今週もたくさんのコメントお待ちしております。