コタツ評論

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友だちのビットコインの話

2014-03-02 18:02:00 | 経済
ジェーン・フォンダとか中森明菜とか、含み綿をしたような口許に弱いのだが、同じように革命とか変革とかいう言葉にも弱いわけだ。誰がって? いや、友だちがさ、友だちの話だよ。

ビットコインは社会革命である
――どう評価するにせよ、まず正確に理解しよう

http://diamond.jp/articles/-/49033

ビットコイン会社が破綻したってんで、「それみろ!」とばかりの報道だが、「信用の裏づけがない」とか「犯罪の決済に悪用」とか「投機の対象に」って、ドル円ユーロだってずっとそうだろ! とTVに向かって毒づいていたので、「さすが、野口先生!」と少し胸が腫れた、いや晴れた。

以前、ビットコイン沸騰のときのニュースで、総合格闘技の先生が指導料の代わりに受け取ったビットコインが、一年経ったら「時価1千万円」にもなって、「どうしたものか」と困惑しているケースが紹介されていた。暴落したおかげで、先生、ホッとしているだろうな。

でも、ビットコインは夢のグローバル通貨なんだよね。ビットコインの原アイディアを提出した「ナカモト サトシ」は、「1つの電子コインは、連続するデジタル署名のチェーンと定義される」としたが、野口先生は、「これは約束手形の裏書譲渡と同じ」と身近な喩えを出した。

ビットコインとは、たとえばパチンコ屋で勝ち玉と交換に受け取るケースに入ったボールペンやライターのようなもので、それを現金に代える景品交換所みたいなものが、今回破綻した取引仲介会社の「 マウントゴックス」だろうと、より身近な喩えで理解していたが、遠からずといえども当たらずだったようだ。いや、友だちの話なんだがね。

(敬称略)
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