コタツ評論

あなたが観ない映画 あなたが読まない本 あなたが聴かない音楽 あなたの知らないダイアローグ

今夜は、ネメキテパ 紅白歌合戦です

2018-01-03 15:34:00 | 音楽
オリジナルはこのジャック・ブレル(Jacques Brel) が1959年に発表しています。シャルル・アズナブールなどもそうですが、どうしてフランスの男性歌手は汗だくで歌っているのでしょうか?

Ne me Quitte Pass pas (Jacques Brel) - [English subtitles]


見てのとおり出っ歯のブ男ですが、身籠った女を捨てたあげく認知を拒否して中絶させた経験を歌ったそうです。たしかに、一筋縄では縛れない歌詞です。

トップバッターはマレーネ・デートリッヒです。ドイツ語でかき口説いています。

Marlene Dietrich - Ne Me ( Bitte Geh Nicht Fort )


こんな録音状態のよいピアフはありませんが、わるくないです。叶うものなら生で聴きたいのはビリー・ホリディとピアフですね。

Édith Piaf - Ne me quitte pas
https://www.youtube.com/watch?v=slHjkszSAKs

オサレでクールでハイソでイソジンなコクジンです。ラップを加味した楽しい構成です。
Wyclef Jean - Ne me quitte pas

珍しいデュエットです。パリあたりでは、「夜の銀狐」みたいにカラオケで歌われているのでしょうか。

Nolwenn Leroy Et Roberto Alagna - Ne Me Pas


サルサのネメキテパです。

YURI BUENAVENTURA NE ME QUITTE PAS
https://www.youtube.com/watch?v=gyPj1kandwg

ネメキテパは知らなくても、メロデイにはどこか覚えがあるはずです。

Dusty Springfield - If You Go Away


そう、イフユーゴーアウエイの元歌なんです。この歌なら、ご存知でしたでしょ? 臆病で卑怯な男を歌った元歌とは違って、英語の歌詞はかなり単純なラブソングになっています。

さすが御大、何を歌っても一味違います。

Ray Charles - If You Go Away (LIVE) HD


冒頭にスタン・ゲッツのそれはそれは美しいソロから入ります。しかし、それっきり。まあ、後のヘレン・メリルの歌は聴かなくてもよいでしょう。

If You Go Away - Helen Merrill & Stan Getz (Tribute to Virna Lisi)
https://www.youtube.com/watch?v=gAHE8LIbyzo

グッドルッキンな男とロマンチックな映像です。

Julian Ovenden - If You Go Away


さて、ネメキテパ紅白歌合戦、紅組白組のどちらが勝ったでしょうか。私見では、偽ピアフがいちばん好きです。

(敬称略))
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする