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本とは本当は

2013-06-11 00:10:00 | 新刊本

ノンフィクションの「巨人」佐野眞一が殺したジャーナリズム 大手出版社が沈黙しつづける盗用・剽窃問題の真相 (宝島NonfictionBooks) [

新刊書店で丸ごと一冊、佐野盗作疑惑本が出ているので驚いた。ネットで検索してみたら、「佐野叩き」満載なのにも驚いた。たしかに佐野さんに落ち度はあるようだが、それほど大騒ぎするような事件や問題だろうかと正直思う。

「ノンフィクションの巨人」というのも、「売らんかな」の出版社がつける惹句に過ぎず、女性の有名人が出てくると必ず「美人」と冠がつくのと同様に、当人をはじめ誰もが話半分に聞き流すもの。佐野さんはもちろん醜女ではなく、十人並でもなかったが、美人というほどではなかった。ちなみに、綿谷りさは正真正銘の美人である。

上記の佐野本から執筆を依頼されながら、ボツになったという原稿が以下。疑惑を疑惑として扱うバランスの良さが「告発本」としては受け容れがたかったのだろう。たいていの人は、本とは執筆者が書くものと思っているが、たいていの場合、本とは編集者がつくるものなのだ。もちろん、だからこそ、たいていの本には読む価値がある。 

盗作事件史から考える佐野眞一の盗作疑惑事件

報道やジャーナリズムに与えた影響やダメージからいえば、上杉さんの方がはるかに深刻に思うのだが。

5分で分かる上杉隆氏 vs John Lemon氏

http://matome.naver.jp/odai/2137077849467093001

(敬称略)
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