遠藤雷太のうろうろブログ
何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。




レスラー スペシャル・エディション [DVD]
クリエーター情報なし
NIKKATSU CORPORATION(NK)(D)



2012/8/16

・ずっと気になっていた作品。ようやく見る。
・ベテランかつスター選手であるプロレスラーのランディが、キャリアの集大成に挑む話。
・そのランディを演じているのはミッキー・ローク。
・かつての大スター(今は落ちぶれている)という共通項のあるキャスティング。虚実が交錯するプロレスらしい二重構造。
・自分の<居場所>を見つけてしまった男の幸福と不幸を同時進行で描いている。
・デスマッチシーン。ここが自分の居場所だと思えば、こんなことまでやれちゃうんだと恐怖。試合はフェイクでも大怪我はリアル。大の大人がなにやってんだ。
・ネクロ・ブッチャーが普通に喋っている。眼鏡男子のときは妙に知的。
・ちょっと誇張してると思われるけど、プロレスの裏設定を描いているところ。詳しくない人のほうがかえって面白いのではないか。
・構成的には、ラストのワンシーンが最高なものになるように、すべてのシーンが作られている。隙がない。
・最後のランディのマイク。ちゃんとセンスのあるプロレスラーがアドリブで話しているような感じがする。
・必殺技の「ラムジャム」。映画内でも出し惜しみしてる。そんな構成も非常にプロレスっぽい。
・巧みな痛み描写とプロレスという題材の相性が抜群。
・二度のケツ描写。コミカルと痛々しさが両立。
・娘とのエピソードで安田忠夫を思い出さないプロレス好きはいないのではないか。
・ランディお気に入りのストリッパー。びっくりするくらいエロくない。清潔感がある、ような。なぜかしら。
・ネット上の感想であった「いい映画だと思うけど、三沢の事件があった今見るのはつらい」というのが、とてもよくわかる。
・ランディのスーパーでの奇行ぶりは、ステロイドの影響じゃないかしら。ここでクリス・ベノワのことを思い出してしまう。
・架空の登場人物でも、確かに実在するのではないかと思わせるリアルさがすばらしい。

※固有名詞間違えていたので、直しました。

コメント ( 0 )


   記事一覧画像一覧フォロワー一覧フォトチャンネル一覧