しあわせセブンティーズ

小さな幸せ、たくさん見つけたい!

雨コートの裾直し

2021-11-29 09:13:39 | 着物・メンテナンス

愛用の雨コートの裾がすり切れてきてしまい、いつものように自分で直しました。

このコートはmiwaさんからいただいたもので、まだ数年しかたっていないのになぁと思っていたら、とんだ勘違いでもう10年近くたっていました だったらすり切れるわぁ。

元々は丈がやや短くて、入手したときに自己流で裾を長くしたのです。なので今回は2回目の直し。

↓裾の裏。すり切れた裾を1㎝ほど上げました。その分、丈が短くなるけれど前回の直しで長めの丈にしてあったので、着物の裾が見えることはありません

↓すり切れ部分を隠し、新しい裾を補強するために手持ちのガロンテープを裾に当てて…

↓テープの上下を縫いつけて完成。テープの色が合っていないのですが、着物と違って前を閉じて着るので歩いたときに上前裾がひるがえって見えることはありません。だから、気にしない気にしない

↓表から見るとこんな感じ。テープはほとんど見えません

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二度目の裾直し

2021-03-23 10:07:17 | 着物・メンテナンス

今年の1月に裾のすり切れを直したこげ茶の紬。でも表地と裏地のつり合いがうまくとれず、八掛けがたるんでしまいました。もう一度直すのが面倒で着付けでカバーするつもりだったけれど、それだと着るたびに手間がかかるので、意を決してまた直すことに。

↓こんなふうに八掛けがたるみ、着ると裾から八掛けがはみ出してしまいます。着付けのとき、裾線を決めて腰ひもを結んだら身八つ口から手を入れて胴裏を腰ひもの上に引っ張るとこのたるみが取れますが、けっこう繊細な作業。毎回この作業をするより、やはり直した方がいい

↓最小限の直しにしたくて、ガロンテープの上だけほどく。写真はほどいて八掛けを上に持ち上げたところ

↓八掛けのたるみが出ないようにして、待ち針で仮留め

↓すると、今度は八掛けに引っ張られて表地がたるんでしまう

まさに、あちら立てればこちらが立たぬ状態。

↓仕方がないので、今度は表地を引っ張り過ぎないように適度なたるみを残して仮留め。このちょうどいいたるみ分を決めるのに、何回もやり直しては試着の繰り返し。ここに一番時間がかかった

↓やっと表地がそれなりにおさまりました

↓ガロンテープの上側を八掛けに縫い留め、さらにたるみが裾からはみ出ないように、背縫いや脇縫いの縫い代に3㎝ほど八掛けを縫い留めて完成! ふぅ…。

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また裾直し

2021-03-01 11:17:06 | 着物・メンテナンス

着物の裾直しは、まだまだ続きます。

↓今回は黄格子の紬。写真のようなスレと穴が裾全体に!

↓始めはガロンテープで傷んでいる箇所を隠そうかと。それが一番簡単なので。でも八掛けの色に近いテープがなく、近い色でもこのとおり。かなりテープが目立ちます

う~ん、手間はかかっても、裾を切って全面的に直したほうがいいかな…。幸い、丈の長い着物なので裾を切っても着にくくはなりません。

↓裾をほどいたところ。一番下は、八掛け裾についていたテープ状の布

↓傷んでいる八掛けの裾を切って折り返し、テープ状の布を挟んで縫い留めておきます

↓八掛けの新しい裾が少し見えるように表布を折り返したところ。くけ縫いで八掛けと表布を縫い合わせれば完成

↓身丈157㎝だった着物が、3㎝短い154㎝になりました

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ガロンテープ、その後

2021-02-19 08:07:47 | 着物・メンテナンス

先日ネットで購入したガロンテープ(商品名「ガロンレース」)。ろくに調べないでポチッとしたら裾+袖口用で長さ2.43mあり、とりあえず裾にしか使わなかったので1mくらい余ってしまいました。

裾の補強をしたい着物はまだあります。なのでガロンテープをまた買いたい。だけど余らせたくない…。で、同じくネット通販で量り売りのショップを見つけて(新宿オカダヤ)、裾分各1.4mを何色か購入。10cm20円なり~。

ただネットだと、本当の色合いと微妙に違いますよね。色選びに迷ったら安価なのだから同系色を2色買えばいいものをケチって1色にしたら、失敗。結局、新宿の店舗まで買いに行きました~

↓裾に縫いつけたのが、店舗で新たに購入したテープ。その上の朱色をネットで選んでしまいました。微妙な差だけれど、できるだけ目立たなくしたかった

↓こちらは補強というより、写真のような穴をふさぐためにテープを利用

↓上前のおくみ部分は傷んでいないので、ここだけはテープをつけませんでした。歩くと上前おくみの裾がヒラヒラとひるがえって、テープが見えやすいのでね

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ガロンテープに助けてもらう

2021-01-28 08:45:01 | 着物・メンテナンス

裾がすり切れてしまった着物はまだまだある~。ということで、裾直し第二弾です。

↓すり切れて、ところどころ裾に穴があいてしまったこげ茶の大島紬

前回と同じように直そうとしたけれど、今回は穴が大きいためにカット分が多く、身丈が4㎝くらい短くなってしまいそう。ハサミを入れてから「困った~」となり、違う方法がないかといろいろ考えた末に思いついたのが、ガロンテープを使う方法。

ガロンテープは本来はすり切れ予防に裾につけるものですが、それを「ふき」代わりにしようかと。つまり、カットして丈が短くなった八掛けの不足分をガロンテープでカバーするという…こうすると身丈は変わらないので。

↓商品名は「ガロンレース」。ネットで購入しました

↓表布の裾はそのまま活かし、本当は八掛けにつける補強のテープ状布を表布の縫い代に荒く縫いつけます

↓ガロンテープをつける前に、表布と八掛けのつり合いを見ながら八掛けを待ち針で固定

↓ガロンテープが表布から少し見えるように裾に縫いつけます

↓表から見るとこんな感じ。「ふき」がないのでちょっと頼りないけれど、ま、いいか~

↓ハンガーにかけて見ると、まあまあ上手くいったかな。ガロンテープ万歳!

…と思ったけれど前回同様、羽織ってみたらアラが目立つ。表布と八掛けのつり合いがイマイチで、裾が袋に う~ん、素人直しの悲しさ…。でもそこは着付けのテクニックで何とかします!

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着物の裾、全面的な直しに挑戦

2021-01-21 08:59:10 | 着物・メンテナンス

昨年の11月に初めてアンティーク着物の裾を部分的に直し、それなりにできたので今度はお下がりの紬の裾をぐるりと全部直すことに挑戦してみました。一番簡単な裾を切る方法です。着丈が少し短くなってしまいますが、八掛け全体を付け替えることは今の私にはできないので。

着物の裾は、裏の八掛けを表側に少し出して(「ふき」といいます)表布を保護しています。長く着ていると「ふき」が擦り切れてきてしまいますが、表布は傷まないのですね。

↓大島紬の裾の裏側。ほぼ裾全部が写真のように擦り切れています。母が愛用し、私も15年以上着ているのに、よくこの程度で済んでいたなぁと思います

↓まずは裾をほどきました。あら、内側の糸くずが始末されないままだったのね。白く映っているのは、ふき綿代わりのテープ状の布。さて、ここから先も相変わらずの自己流です

↓八掛けの擦り切れた部分を切り落とし、新しく裾部分を折り返します。2㎝ほど裾が短くなるけれど、許容範囲かと

↓裾にテープ状の布を挟み込んで、八掛けに荒く留めておきます

↓表布を八掛け(ふき)が少し出るように内側に折り返します。折り返し分が多くなりますが、表布は切りませんでした。着物をいったん床に広げて折り返し位置を決めてから、着物ハンガーに吊るして表布と八掛けのつり合いを見ながら再度待ち針を打っていきます

↓表布とふきをくけ縫いで縫い合わせて完成!

↓わ~い、うまくできた…と思ってこの後、羽織ってみたら、ふきが意外に目立つ! 直す前よりふき幅が広くなってしまったみたい。わずか0.5~1㎜程度なのですが…。八掛けの色が表布と同系色ならそれほど目立たないのになぁ

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古い襦袢に居敷き当てをつけた

2021-01-12 16:19:57 | 着物・メンテナンス

手持ちの古い襦袢のお尻のところの縫い目が、とうとう裂けてきてしまいました。昔の襦袢って、居敷き当てがついていないものが多く、お尻のあたりの縫い目に力が加わり続けると布が弱ってそこが裂けてしまうのです。

どれくらい昔の襦袢かというと…なんと私の成人式用のもの。言いたくないけれど50年近く昔… 

とはいえ、成人式の時から着続けたのではありませんよ。50歳を過ぎて着物を着るようになり、ほとんど着ていなかった振袖用襦袢の袖を切って愛用していたわけです。

↓縫い目が10cm以上裂けています

↓最近の襦袢は、後ろ身ごろの下部分に写真のような居敷き当てをつけて補強しています

いつものように、手持ちの材料で何とかします。この襦袢の袖を切ったときの残り布を保管していたので、それを利用することに。

↓うそつき襦袢の替え袖にでもしようかと、ずっとしまっていた残り布。替え袖にするには平凡な布なので、使う機会がありませんでした

↓普通、居敷き当ては身幅いっぱいにつけますが、そうすると背中心で縫い合わせなければならず面倒なので、反物幅そのままの狭い居敷き当てに

↓相変わらずの自己流で、後ろ身ごろに縫いつけました

↓表から見ると、狭い居敷き当てをつけたのがまるわかり でもいいんです、この襦袢は「自分で着る」の授業では着ないから

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アンティーク着物の裾直し

2020-11-24 08:34:08 | 着物・メンテナンス

アンティーク着物の裾がすり切れてしまい、自力で直してみました。本格的に直すことはできないので、「なんちゃって」な方法です。

↓後ろ裾の裏の写真。背中心あたりの八掛がご覧のとおりの状態に。白く見えるのは「ふき綿」。昔の着物にはよく見られる仕立て方です

↓まずは直す範囲の裾を解いて、すり切れた八掛の縫い代はカットします。ここに新しくテープ状の八掛を挟み込むつもり

↓下前衽(おくみ)の八掛をテープ状に切り取り、その穴は手持ちの胴裏でふさぎます

 

↓裏側は切り取ったテープ状布で八掛とふき綿を挟みます

↓表側は直さない裾と同じ幅になるように裾ふきを調整

↓テープ状布を裏に縫いつけ、表にも目立たないように縫いつけます

↓直しがどこか、遠目には全くわからなくなりました!

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洗濯失敗、今度は単衣紬

2020-06-11 11:18:32 | 着物・メンテナンス

久しぶりに、やっちまいました。

2年くらい前にアンティークの帯皮を洗って、数々の小穴を大穴にしてしまってから、帯の洗濯はしていなかったのですが、今回、久しぶりに単衣を洗濯~

蒸し暑い日が続いていて、なんかスカッとしたかったんですよ。

今までに単衣は2回自分で洗っていて、一勝一敗。「勝」はお下がりの正絹紬(6/7の着物)で、「敗」は綿ちりめん。今、考えると「勝」の紬はビギナーズラックだったかも…。

「敗」の綿ちりめんもアイロンでぎりぎり着られるように復活できたので、何とかなると思っていた。

今回洗った単衣は、授業でよく着ていた写真の紬。正絹ですが機械織りのB反だったので、トライしてみることに。

↓手洗いして1分間脱水した状態。シワシワしてるけれど、これは想定内

↓生乾きのうちにアイロンをかけた。それなりに復活、と思って後ろを見ると…

↓うわっ 見たこともないたるみ

いろいろ原因を考えてみた。居敷当てが縮んだのかのか? あるいは縫い糸が縮んだか? 居敷当ては脇で表布と一緒に縫われているので、まずは試しに脇縫いを少しほどいてみると…。

↓あれ、脇縫いをほどいてもたるみが取れない

原因を考え直す。そうか…。表布にアイロンをかけたときに表布が伸びてしまい、中の縫い代は「ミミ」があって伸びなかったのが、たるみが出てしまった一因か。

いったん伸びてしまった表布を縮めることはできないので、縫い代の「ミミ」を伸ばすことに。

↓「ミミ」にはもともと切り込みが入っていたけれど、それだけではこれ以上伸びないので、もっと切り込みを増やしてみた

脇のたるみは、これで少しは目立たなくなったかしら…。

そして背中心のたるみは、背中心に縫い留めてある居敷当てをほどいて縫い直すとそれなりに目立たなく。

↓いやはや、修復に手間取ってしまった。やっとここまで回復

試しに着てみたら、脇のシワシワがかなり目立つ。洗ってすごくさっぱりしたけれど、その代償は大きくて、はぁ~洗濯は完敗なのでした

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襦袢を手洗い

2016-02-07 20:01:56 | 着物・メンテナンス

お下がりの襦袢の汚れがひどく、正絹ですが思い切って自分で洗ってしまいました。今まで手持ちの正絹襦袢を手洗いして、劣化させてしまったことがあり、お下がりだからこそできる「一か八か」な洗濯。今回は、生地が傷むこともなく、大成功! 

が、肩当て布の襟まわりの汚れがどうしても落ちません。最近の襦袢には肩当て布はついていないので、取ってしまうことに。

↓昔の襦袢だからでしょうか、肩当て布がついていました

↓襟をほどいて肩当て布を取るのが面倒で、襟ぐりにそってハサミでジョキジョキ切ってしまいました。見えない部分なのでね

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