私は洋裁歴そこそこあるけれど、作りたい服の全パターンを一から自力で作ることができません(部分的なら少しはできる)。なので、パターンが必要なときはいつも市販のソーイング本のパターンを写していました。
で、ソーイング本の実物大パターンは何作品も同じ紙面に載せているので線がゴチャゴチャで、必要な線を見つけるのがちょっと面倒。さらに別紙に写しているうちにズレたりすることもあるんです。
そこで、1作品1パターンの切り抜き型市販パターンならラクチンなのでは…と、初めて市販パターンを購入してワンピースを作ってみました。布は2年ほど寝かせていた綿レース+無地のブロード。夏用のワンピースです。
今まで市販パターンに手を出さなかったのは、私がケチだから ソーイング本なら1700円前後で何作品もパターンが載っているのに、市販パターンだと1作品でワンピースなら2000円前後するのでね。
↓今回購入したのはこちらのパターン。何といっても店舗で実物を試着できるのが良かった。ただ試着品はMサイズだったので私にはぶかぶか。パターン自体はSサイズを購入して、それでも大きそうなのでその場でパターンの修正法を丁寧に教えていただきました
ところが、ここに通ったりして部分的に型紙の修正ができるようになったものだから、つい欲が出て本来のデザインを少し変更してしまい、パターンをいろいろいじって予想外に時間がかかってしまいました
変更点
●前の襟ぐりを丸く浅く
●前後身ごろにギャザー
●袖丈長くして、袖山のギャザー無しに
●裾線の修正
いちおう仮縫いして、先生にチェックしていただきました。ただ、手持ちのシーチングが足りなくて上半身だけ作ったんです。
↓前
↓後ろ
しかし実際に作ってみたら、パターンを修正しても体に合わなくて。仮縫いするなら、全部作らないと全体の様子がわからないではないか!
さぁ困った。ほどいて作り直すのが嫌で、苦肉の策を…。
↓袖付けのミシンをほどかないまま肩幅が狭くなるように袖付け線を部分的に縫い直した+ハイウエストの切り替え二か所に無理やりタックをとった
↓タックは着てみて位置と分量を決めてピンでとめ、切り替え線で表から固定のミシン縫い
↓後ろにも同じくタック
ふぅ、やっとできた。市販のパターンはサイズが合っていてデザインの変更をしなければ、すごく便利という(当たり前の)ことがよ~くわかったのでした←作り方もわかりやすかったです