しあわせセブンティーズ

小さな幸せ、たくさん見つけたい!

真夏の七五三着付け

2024-08-12 20:00:22 | 着物・着付け

円居からの派遣で、写真館にて訪問着や七五三の着付けをするようになって8年ほどたちました。

七五三の着付けといったら、以前は9~11月ごろに集中していたのですが、コロナ禍以降はそれ以外の季節でも着付けの依頼が入るように。

コロナ禍前も、さまざまな理由で季節外れの七五三着付けはあったように思うけれど、件数が違うというか。特に暑い盛りの7~8月も途切れずに依頼があるのは最近のことのような気がします(あくまで私の感覚ですが)。

着付けする側としては、七五三着付けが秋に集中して次の年まで全くないより、継続して着付けているほうが手が慣れて着付けしやすいのですけどね。

下の写真は、30数年前の息子の七五三。当時は11月以外の季節に七五三の写真を撮るなんて考えていなかったですねぇ。

このときはまだ着付けとは無縁の生活だったので全く気づかなかったのですが、今、着付け師目線でこの写真を見ると袴の前ひもの結び方が雑というか、蝶結びっぽくて、斜めになっているんですよ。

当時はこれで良かったのかしら?(今は一般的には十文字結び) 

※調べたら、こういう結び方もあるようです。

↓この写真ではわかりにくいかな。撮影をしたとき、息子は機嫌が悪くて仏頂面(ぶっちょうづら)だった記憶が。でも久しぶりに見たら、息子なりに頑張って耐えているような表情で、母は思わず「可愛い!」と思うのでした

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久しぶりの大泣き

2023-12-04 15:37:51 | 着物・着付け

秋は七五三着付けのシーズン。12月に入ってからも、写真館での七五三の着付けが続いています。

私はここ数年、お子さんがぐずって大変!ということがあまりなかったのですが、今日は三歳の着付けで久しぶりに大泣きされてしまいました。

洋服を脱ぐ時点でイヤイヤが始まったので無理せず少しずつ着付けていき、泣かずに終わってほっとしたら、なんとそこから「脱ぐ~」と泣き出してしまいました。途中で嫌がる子は多いけれど着終わってから泣かれたケースはほとんどなく、下手に手を出すとますます泣いてしまうので、対応はご両親にお任せして見守ることに。

しばらく待っても機嫌が直らず私は時間切れで失礼しましたが、無事に撮影してお参りできたかな? 心残りな七五三着付けでした。

↓今はもう片付けたけれど、シーズン始めには子ども用のボディで練習して、着付けのカンを取り戻すように

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七五三シーズン到来

2021-08-24 15:35:39 | 着物・着付け

8/22(日)は写真館で七五三の5歳男児の着付けがありました。いよいよ今シーズンの七五三の着付けがスタート!

以前は9月くらいから七五三着付けが始まり、遅くとも12月中にはほぼ終わっていたのですが、コロナ禍で激変しましたね。

もちろん秋にお参りと記念写真を撮る方が多いのですが、コロナ騒ぎで予定どおりにいかず、日程を大幅に変更せざるを得ないケースが続出したのですね。

なので、着付け依頼も昨シーズンは年明けの春~初夏くらいまで断続的に続きました。これから先もしばらくこの傾向は続くのかな。

実はコロナ禍以前から、従来の日程ではなく子どもの実年齢に合わせたほうが、着付けも撮影も上手くいくケースが多いなぁと実感していました。そこにコロナの問題が加わり、また成人式の前撮りや後撮りなどの影響もあって、時期にこだわらない方が増えたように思います。

↓子ども用のボディ。いつもは押入れの奥にしまい込んでいるけれど、シーズン始めに事前練習するので年に一度引っ張り出します

8/22の男の子はとってもしっかりしていて、家族がそばに付き添っていなくても一人で落ち着いて着付けに協力してくれました。すごいなぁ。気分が乗らずに泣いて嫌がる子もいるのでね。おかげで幸先良いスタートでした!

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恒例の着付け

2018-12-18 15:12:34 | 着物・着付け

知り合いのTさんが上京され、宿泊しているホテルで着付けをしてきました。東京で毎冬に開催されるホテルの食事会に着物で参加するときに、私に着付けを依頼してくださいます。

いつも事前に「こんな着物を着るつもりで、帯は…、小物は…」と相談されるのですが、今回は紺色の着物にオレンジ色の帯、半襟は若草色にピンクの桜の刺しゅう」と聞いて、何でもない白の半襟も用意したほうがいいのでは?とアドバイスしました。

「普通の白い半襟だと、とても地味になってしまうので」とのことでしたが、オレンジ、若草、ピンク…って色が散らかって見えないかしら、と心配になったのです。

でも、実際に目にしてみると半襟の若草色はごく薄く、ピンクの刺しゅうはぽってりと大ぶりで大人可愛いものでした。何より帯のオレンジ色を古くさいように思っていたのが、帯の老舗・京都の龍村の織り袋帯で、派手な色合いなのにとても上品で古典柄なのにモダン。さすが龍村ですね~。

↓着物は江戸小紋なので写真だと無地に見えますが、よ~く見ると小さな小さな大仏様の柄! 写真では半襟の刺しゅうが見えませんが、たしかに白い半襟だと、いくら帯が華やかでも襟元がTさんには地味になりそうでした

↓Tさんは小柄なので二重太鼓はやや小ぶりに、その分たれを長めにして華やかに。帯のオレンジ色、実物はもう少し濃くて鮮やか

Tさんはやせ型ですが補正はせず、襦袢には伊達締め1本、着物には腰ひもとコーリンベルト各1本と最低限のものしか使わないらくや流の着付けです。

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今ごろですが「続・短い帯締めの結び方」

2018-02-12 13:17:05 | 着物・着付け

このブログの「人気記事ランキング」についての話の続きです。最近トップ10に出てきていませんでしたが、実は不動の1位記事がありまして(今日は久しぶりに10位以内に入っていました)。

それは、2007年11/16の「短い帯締めの結び方①」。タイトルを検索すると、確かにこの記事が出てくるのです。で、久しぶりに読んでみたらすごくざっくりした内容で、今さらながら、こりゃ~補足しなければ、と。

短い帯締めを目立たなくするには、結んだあとに帯締めをくるっとひっくり返せば短い部分が下になって目立たなくなります。以前の記事は、ここまでの説明でした。

ただこの方法にも弱点があり、

1房がボサボサだと隠しきれない(下の写真参照)

2丸組、丸ぐけの帯締めは2本を1本に見えるように重ねることができないので、この方法が使えない。

この1、2の場合の対処法は、帯締めの真ん中であらかじめ結び目を作り、両端は後ろで結ぶという方法があります(下の写真)。よ~く見ると結び目が少し違うのですが、そこまでじっと見る人はいないのでね

でも、この方法を試したことはありません。この10年ほど着付けの現場で短い帯締めに遭遇したのは、ほんの1~2回。そのときの帯締めは平組だったので、ひっくり返す方法で何とかなったのでした。2枚目の写真の方法は、知っていればいざというときに慌てない、といったところでしょうか。

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また、1年ぶりのホテル着付け

2018-02-03 10:45:31 | 着物・着付け

先日、Tさんが1年ぶりに上京して着物で食事会に出席するとのことで、宿泊しているホテルで着付けをしてきました。この着付けも今年で3回目。1回目は二重太鼓にするとお太鼓部分に柄が出ない袋帯、2回目は着上がってから襦袢の裾がはみ出ているのに気づく、とハプニングが続いたけれど、今回は何事もなく。あ、でもTさんからちょっと要望が。

↓着物は2016年と同じピンク地の小紋(写真では色無地に見えますが)。帯はアンティークの名古屋帯。お太鼓には見事な刺しゅうの2ひきのイヌが。たれと前帯には手鞠の刺しゅう

  

↓2016年の着姿。帯位置が今年より少し高いの、わかりますか?

今年はTさんから「ゆったり着たいので、帯位置を今までより低くしてほしい」と要望がありました。Tさんは細身ですが腰骨が張っているので、普通に帯を締めると帯位置がやや上がります。なので、帯を締めるときに帯板を下に下げるようにTさんに手を貸していただき、以前より少し低めにしました。

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七五三シーズン一段落

2017-11-23 16:13:12 | 着物・着付け

今日は朝から雨でしたが、七五三の着付けで「らくや」に行きました。雨はお昼ごろ、お客さまが出発されるころにはあがって、ホッ。

今年の七五三は主人公のお子さんだけでなく、ご一家で着物を着るケースが何組かあったのが印象的でした。

着物のお子さんに合わせて、ママが訪問着などを着るのはよくあるのですが、今年はパパも着物だったり、付き添いのおじいちゃん・おばあちゃんも着物というケースがありました。今日もご一家全員が着物でお出かけだったので、着付け終わった姿は壮観でしたよ。

11月も下旬になり、七五三の着付けはそろそろピークを過ぎました。毎年、慣れたころに終わってしまうので名残惜しいです。

↓今日の帰り、「らくや」そばの明治座前・イチョウ並木の黄葉が見事だったので思わずパチリ

↓まだ13時半ごろだったのに、影が長~い。下半身がやたらに大きい影ですねぇ

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1年ぶりのホテル着付け

2017-02-01 22:22:42 | 着物・着付け

 昨日、上京したTさんが泊まっているホテルで、Tさんの着付けをしました。昨年も同じ時期に食事会に参加するTさんの着付けをしたので、1年ぶりです。

昨年は、お太鼓柄を出しにくい帯に苦労したのですが、今年は何事もなく終わった…と思ったら、あらら、襦袢の下前が着物の裾から少し出ている!何で途中で気がつかなかったのかしら…

今さら襦袢から着付けし直す時間がないので、Tさんの了解を得て、着物の裾から出た分だけ襦袢の下前の裾を折り上げて縫うことに。ふぅ~。

↓薄茶の地に人形やお面などの小さな模様を散らした小紋に、龍村の袋帯。帯揚げや帯締めに色をきかせて(小物のコーデは私がしました)

  

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難しい帯でした

2016-01-26 10:27:38 | 着物・着付け

昨日は、数年ぶりに東京に来たTさんの宿泊ホテルで、食事会に出席するTさんの着付けをしました(食事会はホテルとは別の会場)。

久しぶりに会ったTさんは、以前と変わらずに優しく愛らしい様子で、用意していた着物も帯も柔らかい雰囲気でTさんらしいセレクトでした。

Tさんの希望で、補正なし。最近は礼装の着付けが多く、何も下ごしらえしない着付けは久しぶりでした。でも、らくや流の着付けは補正なしが基本なので、とまどうことなくできましたが、問題は帯!

繻子地の染め帯で、お太鼓部分に見事なサギの刺しゅうがほどこされたアンティークの逸品。が、二重太鼓の長さがあるのに、お太鼓を二重にすると肝心のサギがほとんど隠れてしまう。一重太鼓にするとお太鼓の中に大量の布が余ってしまう。う~ん、どうしよう 

でも、どう考えてもサギが隠れたらダメでしょう、ということで一重太鼓に。食事会が格式を重んじるものではなかったのも幸いでした。ふぅ~。

↓着物は写真では無地に見えますが、ピンクベージュ地に淡い墨色の花がびっしり線描きされた小紋。ところどころに白い模様も配した、さりげないけれど凝った着物です

  

↓お太鼓柄の問題だけでなく、関西巻きで前柄を出すと「て」が短くなってしまう等、着付け師泣かせの帯。でも、アンティークならではの繊細な刺しゅうと染めがすばらしく、しみじみ良い帯、大人の帯だなと思いました

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成人の日の着付け

2014-01-14 20:51:51 | 着物・着付け

昨日の成人の日は、こちらのレンタル部門で成人式に出席するお嬢さんたちの着付けをしました(着付け担当が何人かいたので、みんなで力を合わせて)。昨年は大雪で大変なことになりましたが、昨日は少し風が強かったものの絶好の晴れ着日和! ほっとしました。  

お店のブログにはもう昨日の写真が!! 現代物の振袖もありますが、アンティーク振袖が多いので独特の雰囲気です。みなさんのヘアメイクもステキ  中にはすべてご自分でなさったという方も。ヘアがきまってると思ったら、ウィッグを利用されたとか。なるほど~。

コメント (2)
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