Zooey's Diary

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ギリシャ旅行③メテオラの修道院

2015年07月05日 | ギリシャ旅行2015
日本からギリシャへの直行便は出ていないということで
今回はトルコ航空、イスタンブールでの乗り換えでした。
成田からイスタンブールまで13時間、3時間ほどの空港待ちを経て、テッサロニキ空港まで1時間半ほど。
成田を朝便で出て、その日の夜遅くテッサロニキのホテル着。



翌朝テッサロニキのホワイトタワー、ペラ遺跡を観光、更にバスで3時間ほどかけて
ギリシャ北西部のテッサリア地方メテオラへ。
ここには巨大な奇岩が何十もそそり立っていて、まるでカッパドキアのようです。
カッパドキアと違うのは、その断崖絶壁の頂上に修道院があること。
しかも「メテオラの修道院群」というだけあって、その数、最盛期には20以上もあったのですと。
メテオラとは、ギリシア語で「中空に浮かぶ」を意味する「メテオロス」が語源なのだそうです。



9世紀頃から、俗世から離れて祈りと瞑想の日々を送るためにここに修道院が
建てられるようになったのですと。
正に「薔薇の名前」や「雨天炎天」の世界。
本当に文字通り、断崖絶壁の上にあるのです。
しかし、こんなところに一体どうやって建てたのか?
今でこそ、隣の大きな断崖の上に車で登り、そこから橋で渡ったり、
或いは長い階段が作られていますが、昔はそんなもの何もなかったのですから。



ものの本や現地ガイドさんの説明によると
頂上に滑車を設置し、そこからロープや袋を吊るし、材料を引き上げる。
それを延々と繰り返して造られたのだそうです。
当然、その危険な作業の間には何人もの人が命を落としたのですと。
いやはや…

現存している6つの修道院のうち、メガロ・メテオロン修道院とアギオス・ステファノス修道院(今は尼僧院)
に今回寄りましたが、こんなシーンを目撃しました。
隣の崖からケーブルカーで荷物を運んでいる様子。



そしてこんな光景も。
歴代の修道士たちの山のようなしゃれこうべ。



これらの修道院は、今も修練の場の修道院として機能しながら
一部を観光用に解放しています。
絵葉書やイコン、宗教関連の本を置いた小さな売店もあります。
黒い尼僧服に全身を包んだ尼さんが、ニコニコと応対してくれたのが意外でした。

そしてもっと不思議なこと。
こんな俗世から隔離された世界で修業されている修道士さんたち、
何故あんなに太っていたのだろう?
コメント (14)
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