Zooey's Diary

何処に行っても何をしても人生は楽しんだもの勝ち。Zooeyの部屋にようこそ!

「ボヘミアン・ラプソディ」

2018年11月16日 | 映画


私はクィーンの特別熱心なフアンという訳ではないのです。
それでも十代の頃、ラジオから流れる彼らの曲に夢中で聴き入りましたし、
今も彼らの曲のいくつもが、脳内に沁みついてしまっている。
洋楽に多少なりとも興味があれば、そういう人が多いのではと思います。
そのボーカリスト、フレディの壮絶な半生とクイーンの軌跡を描いた物語。
インド系移民という複雑な出自と容姿にコンプレックスを抱く男が、
ファルーク・バルサラという名前をフレディ・マーキュリーに変え、
個性的な仲間たちと共に、己の流儀を貫き通して世界的バンドへと飛躍していく。



表題になっている「ボヘミアン・ラプソディ」。
この曲を最初に聴いた時の衝撃は忘れられません。
十代の頃、今のように歌詞をネットで簡単に調べることもできず、自分で訳してみようとして
訳の分からない内容に挫折してしまったような憶えが。
ガリレオだの、scaramouch(イタリア喜劇に出てくる道化師)だの、
Beelzebub(聖書に出てくる魔王ベルゼブブ)だのBismillah(回教徒の誓言“神かけて!”)
なんて出てくるので、無理もないと思うのですが。

”Mama,just killed a man.
put a gun against his head,pulled my trigger,now he's dead.
Mama,life had just begun.But,now I've gone and thrown it all away. ”
”ママ、たった今僕は人を殺してしまった。
銃口をヤツの頭に向け引金を引いてしまったんだ。
ヤツは死んでしまった!僕の人生は始まったばかりなのにやっちまった。”
(ボヘミアン・ラプソディから)



映画では、この曲が生まれた経緯なども出てきます。
次から次に作詞作曲を手掛け、奇想天外なアレンジを生み出し、そしてあのボーカル、
才能に溢れるフレディ。
しかしその天才のエゴは増幅し、ゲイである自分に気づき、妻とも別れ、
バンド仲間ともケンカを繰り返し離散、孤独に追い詰められていく。
そして当時では死の病、エイズに罹患する。



しかし、あのフレディ役は…?
実話ものの映画を随分観て来ましたが、本人より不細工な役者というケースは初めてでした。
鑑賞中、どうにもその違和感が拭えなかったのですが
ロジャー、ブライアン、ジョンの3人が見事にそっくり!
そしてグループの仲たがい、わだかまりを乗り越えての「ライブエイド」ウェンブリーアリーナでの
圧巻の舞台で、すべてが払拭されました。
エンドロールの、フレディの葬儀がゾロアスター教の流儀に乗っ取って
行われたという記述にも驚きましたが。

公式HP http://www.foxmovies-jp.com/bohemianrhapsody/

#welovegoo
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする