あの乙武氏が、義手と義足をつけて歩く練習を重ねる様子が書かれています。
帯に「歩くとはこんなにも大変なことだったのか」とありますが、この本を読むとつくづくそれが分かります。
乙武氏が歩くことに関しては、「三重苦」があるのだそうです。
両膝がないこと、両手がないこと、そして歩いた経験がないこと。
義足エンジニア、義肢装具士、義足デザイナー、理学療法士らから「乙武義足プロジェクト」が作られ、乗り慣れた電動車椅子から離れて、彼は必死に練習を始めます。
その練習の大変さ、過酷さには、誰もが驚くでしょう。
が、私がこの本を読みたくなった理由は、これが2019年に出版されたから。
そう、あのスキャンダルの後、乙武氏がどんな申し開きをするのか、そこに興味を持ったからです。
帯に「歩くとはこんなにも大変なことだったのか」とありますが、この本を読むとつくづくそれが分かります。
乙武氏が歩くことに関しては、「三重苦」があるのだそうです。
両膝がないこと、両手がないこと、そして歩いた経験がないこと。
義足エンジニア、義肢装具士、義足デザイナー、理学療法士らから「乙武義足プロジェクト」が作られ、乗り慣れた電動車椅子から離れて、彼は必死に練習を始めます。
その練習の大変さ、過酷さには、誰もが驚くでしょう。
が、私がこの本を読みたくなった理由は、これが2019年に出版されたから。
そう、あのスキャンダルの後、乙武氏がどんな申し開きをするのか、そこに興味を持ったからです。
「五体不満足」がベストセラーになって一躍有名人となり、参院選の自民党有力候補者に目された氏に2016年、5人の女性との不倫スキャンダルが発覚。
それを認めて謝罪するも強烈なバッシングを受けて、氏の姿はテレビから消えた。
最近たまにテレビでお見かけするようになってあれ?と思っていたところ、こんな本が出たのに気が付いたのでした。
”2016年3月。数ヶ月後に控える参議院選挙への出馬が取り沙汰されていた当時、私生活でのスキャンダルを暴露する記事が週刊誌に掲載され、世間からの集中砲火を浴びた。申し開きできることではまったくないし、するつもりもない。多くの方に迷惑をかけてしまったことは事実だし、とても申し訳なく思っている。(中略)
「障害者なのに」と称賛され、「障害者のくせに」と非難される。正直に言えば、もううんざりだ。障害があろうがなかろうが、車いすに乗っていようがいまいが、私から生み出された結果そのものを見て欲しい”
いや、障害があろうがなかろうが、5人の女性と不倫しちゃいかんでしょう?
しかも迷惑をかけたことを謝るのであって、御自分の行為そのものに対する謝罪ではないのね。
「五体不満足」を読んだ時に、なんて凄い人なんだろうと感嘆しましたが、同時にその自信に満ちた強すぎる姿勢に、少々引く部分があった覚えが。
その姿勢は、今度の本にも貫かれていました。
それでもヒール役に徹しながらも、過酷な練習に耐えて歩こうとする、その不屈の根性には打たれます。
改めまして、明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。
興味深く記事を読ませて頂きました。
今年もzoonyさんのブログを楽しみにしています❤️
本が好きで、脈絡なく雑多に読んでいます。
週に3~4冊は読んでいるでしょうか。
お付き合い頂きありがとうございます。
こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします。