中期ビザンチン建築の最高傑作と言われる、美しいオシオスルカスの修道院に寄って
アテネのピレウス港からいよいよ船に。
セレスタイル・オリンピア号というのは、パンフレットによると
37500トン、全長215メートル、9階まである大型客船。
最大乗客数1450名、客室数724室、乗務員数540名。
レストラン2カ所、バー、カジノ、フィットネスセンター、スパ、プールなどあり。
今回こちらに二泊して、エーゲ海のあちこちの島を訪ねました。
クルーズ船に泊まるというのを私は楽しみにしていました。
私の小さな客室は窓もあり、シャワー室、冷蔵庫、机、TV付き。
揺れもそれほどひどくなく、エンジン音は全く聞こえない。
レストランには白いクロスをかけた8人掛けのテーブルが並び、
黒いスーツのウェイターが何十人といてサービスしてくれます。
朝食はビュッフェ、昼・夕食は、前菜・メイン・デザートを
3~4種類の中からそれぞれ選びます。
船内では一日中、ダンス・カービング・クッキングなど様々なアクティビティをやっており、
またジャズやラテン・ミュージックなどのライブもあり、飽きることはありません。
世界中から集まってきている乗客と、軽いお喋りを楽しむこともできます。
(左下はベッドメーキングの際の可愛いプレゼント、右下は最上階のプールの横の甲板)
ただ…
例えば船が何処かの島に着いたとする。
その島に大きな港がないと、船は沖合に停泊して、そこからテンダーボートに移らなければならない。
その島に降りるのに、2時間くらいかかるのです。
何百人もの乗客が降りるのですから、考えてみれば当然なのですが。
島から船に戻るときも同様。
これは想定外でした。
食堂・客室など船内はすべて冷房が効きすぎて寒すぎ。
客室はエアコンの調節ができましたが、最大温度にしても冷えすぎ。
外に出ると、陽射しが強すぎ、風が強すぎ。
(そんな甲板の上で欧米人は半裸で、ひねもす日光浴していましたが)
エーゲ海は何処までも碧く、空は更に青く、お天気も素晴らしかったのですが。
乗ってみて初めて分かったこと、色々あります。