今度、沖縄国際大学で研究会および特別授業をやっていただく、インプロの渡辺奈穂さんからメールをいただきました。了解をいただいて、本の感想の部分を載せさせていただきます。
ふうみんさま
こんにちは!
学びの即興劇、一気に読み終えたのですが、ご連絡するのが遅くなりました!
自分は特に、学生さんたちの様子…
授業風景/授業づくり/自主的な活動、興味深く、印象に残りました。
すてきですね~。
「学びの即興劇」の、参加者を丁寧にケアしていくスタンスが、
大きな気づきと実りを生んでいるのではないでしょうか。
ふうみんさんのワークには参加したことがないので、
文章の上だけでも垣間見ることができて、自分にとっては大きな収穫でした。
徹底して自由意志と自主性を尊重する姿勢、自分も学びたいです。
また、環境問題の学びについては、
自分のアタマではなく体を動かし、行動して考えることの意味というか、深さ。
自分が自覚していたのとまた別の、自分の隠れた意識や、行動を見つめ直す機会となる。
知識を広げたり、アタマで考えたり(これも必要なことですが)以上に
「自分はどうするか」ということに立ち返ったり、気づいたり…
演劇がこういった「自分」を主語にして考えるための学習に、
いかに役に立つか、ということを改めて考えさせられました。
そして、以前お知らせした、ヘレン・ニコルソン氏のワークショップを思い起こしたりしました。
(注:2007年9月16日(日)&17日(月・祝) 午後1<wbr></wbr>時から午後7時あうるすぽっと<豊島区立舞台芸術交流センター> にて「シティズンシップ」をテーマに行なわれたワークショップ)
彼女のワークショップの冒頭、自己紹介の後ヘレンさんは
「なるほど。ここには、おもに教育者とアーティストが参加しているわけですね。
私は講師ですが、みなさんがお互いから学び合えるといいですね。」
とおっしゃいました。
二日目のさいごには、メモに「子ども達に対して自分が出来ること」を書いて、
みんなでホワイトボードに張りだして眺めました。
教育者だけ、アーティストだけではできない、壮大な「絵」でした…
ということを、下地さんのくだりを読んで思い出したんです。
ところで、ケン先生のワークを企画している中山夏織さんのMLは
読んでいらっしゃるでしょうか?
もしまだなら、ぜひ。
夏織さんはアートマネージメントが専門ですが、
大学で生徒に教えてもいます。ヘレンさんのワークなど、ドラマ教育のことについてもしばしば触れていますので、おすすめです。
香織さんは、シアタープランニングネットワークの代表です。
きじむなーふぇすたやケンのワークショップでお世話になりました。
ヘレンのワークショップも行きたかったけれど、アメリカにいたからなぁ。
なほさん、感想ありがとう。
「徹底して自由意志と自主性を尊重する姿勢」が本当に貫けているかは、
自分でも?ですけれど・・・。
とても大切なことと思っていることは確か。