ドラマのとびら

即興の劇や身体表現で学ぶ、教える、浮き沈みの日々とその後

イギリスのドラマ教育―第7回ドラマ教育研究会報告

2008-12-05 11:25:28 | 研究会報告

昨日の夜、サマンサさんのファシリテートで、ドラマ教育を体験しました。

時刻になってもメンバーが揃わないので、雑談から。サマンサさんが、小学校のころドラマティーチャーから大きな影響を受け、演劇の方面へ進み、また教員の資格も取ったことなど、なぜ自分がドラマ教育とかかわるようになったという話をしてくださいました。

詳細はまた記録をアップできると思うので、省略。最後は「踊るトラ」というお話を聴いて、スティルイメージを何枚かつくり、それをつなげて表現するというものでした。

今まで、イギリスのドラマ教師のワークショップをいくつか受けてきましたが、どの教師もこの手法を使います。サマンサは今回使わなかったけれど、ティーチャー・イン・ロールもよく使います。やはり、演劇からきた人たちだなあという印象を強く受けました。

日本の場合、初めての、しかも実質90分ぐらいのワークショップでまずやれそうにない。スティルイメージはつくれても、音楽にのせて動きをつくりながら次へ繋げていくというところまでは、なかなかできないと思います。研究会のメンバーは、何を言われてもこなせるメンバーなのでできるけれど、中・高生では、ここまでもっていくには、ファシリテーターの相当の力量が必要・・・と思いました。もちろん、上手下手を問題にするわけではないので、とにかくやってみるというのは有りですが。

それともうひとつ、「やっておしまい」というスタイル。演じた後、話し合ったり、感想を述べあったりしない。時間がないという事もあったのかも。ニーランズ先生によると、ティーンエイジャーにな ると、話し合いを重視するようですが・・・。

081204_201000でも、こういうことを生徒が楽しめるぐらい、ドラマに時間がとれるカリキュラムが日本でつくれたらいいなあ。楽しかったあ~!

通訳をしてくださったお連れ合いのタカシさんの、「よく分からないところがあって、ごめんなさい。夫婦なんで、分からない時はいつも『フ~ン、フン?』ですましてるんですよ」ということばに、日本語同士の夫婦でもそうだよなぁ、と妙なところで共感していた私でした。

(ケータイのカメラ、絶対おかしい。でも、これなら誰か分からないから掲載可ですよね。分からない写真を載せても意味ない?)

コメント
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