ドラマのとびら

即興の劇や身体表現で学ぶ、教える、浮き沈みの日々とその後

人類と科学の400万年史

2019-01-23 09:54:17 | 日記・エッセイ・コラム
物理学者で映画脚本家でもあるレナード・ムロディナウ著。
翻訳が出たのが2016年。
なぜもっと早く読まなかったのだろう。
理科の教員は必ず読むべし!

人類が文字を発見し、数字を発見したことが科学発展の基礎になり、アリストテレスの観察に基づいた世界観が宗教と結びつき絶対と思われていたが、それを疑う人が出てきて…。

望遠鏡によるガリレオ・ガリレイの地動説、アリストテレスの運動論を打ち破るニュートンの物理学における革命的発展。
ミイラの防腐処理に端を発し原子の発見までの化学の変革。
顕微鏡ができることによるフックの細胞発見から始まりダーウィンによる生物学の革命。

そしてニュートン力学が万能でない現代の量子力学。
しかも、(現時点では?)いかなる手段でも見えなくても、あることを数学が証明するという世界。

「科学がいかに生まれてきたか」ということは、私たちの未来への問いかけでもあります。
未来はどうなるのか。私たちはどういう社会を望むのか。

今年の姫路大学での免許状更新講習は、これを題材としたい。

何人かの科学史上の重要人物をとりあげ、その人物を演じることで何かの法則に至るような筋書きを考えています。

成功するかどうか!
今から胸が躍ります。
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