ドラマのとびら

即興の劇や身体表現で学ぶ、教える、浮き沈みの日々とその後

父の自転車

2024-11-12 13:13:22 | 日記・エッセイ・コラム
父が乗っていた自転車を私が15年前から乗っている

乗り始めてしばらくして、ブレーキとベルと前のカゴを取り換えた
父はかなり乗っていたのだと思った

次にパンクして、後ろのタイヤチューブを取り換えた

次に荷物の重みで自転車が倒れ
スポークが欠落し何本か取り換えた

次に隣に駐車していたバイクが倒れてきてリムが曲がり
漕ぐと車輪がぶれるので
とうとう買い替えるつもりで自転車屋に行った

すると店員さんが
「うちでリムのゆがみを完全にとは言わないけれどある程度治せますよ。修理して使ったら?」
とのこと
なんて良心的な店なのか

そして今回
タイヤが前も後ろもつるつるで、後ろのタイヤがまたパンク
いくらなんでももう買い替え時だろうと自転車屋へ
前回の店は休みで、違うところ

一万円ぐらいのママチャリを買うつもりだったけれど
今時一万円では自転車は買えないらしい

店員さん曰く
安いママチャリだと2~3年で壊れますよ
運が悪ければ1年ぐらいで壊れるときも
今乗っているクラスの自転車なら6万円はしますね
それなら長持ちします

父の自転車はそんなに上等だったのか!
老い先短い私としてはそれほど長持ちしなくてよいのだが3年は短いように思う

結局タイヤを前後両方付け替えて乗ることに
一万円なり

いい自転車は長く乗ってほしいのだろうね
店員さんの自転車への愛を感じる対応でした
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