ドラマのとびら

即興の劇や身体表現で学ぶ、教える、浮き沈みの日々とその後

「学びの即興劇」京都ワークショップ1-午前の部

2007-08-06 06:01:30 | ワークショップの報告

8月5日。山科アスニーで。

考えてみれば、沖縄でプレイバック・シアター沖縄という組織があってさえ、即興劇のための人集めが難しいのだから、組織をあてにせず、個人で、社会的認知のまったくない「学びの即興劇」のワークショップをやろうということ自体、かなり無謀なことでした。それでも参加してくれたのみならず、宣伝までしてくれた友人たちには、本当に感謝。

まず、会場の手配などをしてくれたMさんと、地下鉄の改札口で待ち合わせ。Mさんに連れられ会場へ。入り口の分かりにくいのに、不安を覚えました。「これは、遅刻が多いかな?」

案の定、定刻の9時半になっても予定の人数がそろわず、開始したものの、しばらくは今回ワークショップを持つに至った経過などをおしゃべりして、そろうのを待ちました。

ほぼそろったところで、自己紹介から開始。今日はどんな思いをだいて参加したのかを聞きました。劇に興味を惹かれてきている人と、何をするのか予想もつかない人と。多彩な参加者に「う~ん。難しい」!

知り合うための「同じ探し」。まだ起きていない体を起こすために「体操」「あいうえお体操」。

テーマであるコミュニケーションの最初のワークは「振り子」。真ん中の人を介しての三人のコミュニケーション。次は「これは○○さんの××です」。ほとんど間違いがありませんでした。これにはびっくり。優秀な人がそろっていたのか、必死だったのか・・・。伝達のゲームの二つ目として、「チャプチリ」。

ここまでを三人でシェアリングののち全体でシェアリング。

スクランブルのために誕生日順に並んでもらったら、たった9人しか居ないのに同じ日の人が。こういう偶然がおもしろい。

「同時に話す」「反応しないで聞く」。三人でコミュニケーションにとって大切なことを話し合い。予定は、それを劇で表現してもらうつもりでしたが、時間的に難しい。それで、ワンタッチオブジェでここまでやってみての感想を表現してもらいました。

一人一言ずつで、午前の部終了。午前の部は最終的に10名の参加でした。

実質2時間ぐらい。初めての人が即興劇をするには、少し短いかな?前日の移動の疲れで、私自身のテンポの問題だったかもしれません。

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第六回および七回「学びの即興劇」研究会

2007-08-03 09:12:49 | お知らせ

第六回 9月28日(金)19:00より 沖縄国際大学図書館4F学習室2。

「学びの即興劇」のスタイルで。テーマはいつも通りの環境問題にするかどうかは、参加者と相談しながら。本の割引販売もします。

第七回は、10月4日(木)18:30より 同じく沖縄国際大学図書館4F学習室2。

ドラマ教育研究会プレ企画に便乗。ファシリテーターは劇作家・演出家・俳優で珊瑚舎スコーレの講師でもある上田真弓さん。演劇人の観点からのドラマ教育を披露してくれます。下記より、チラシをダウンロードできます。

「drama_premeeting_2.doc」をダウンロード

参加してくださる方は、drama-ee☆cap.ocn.ne.jp までメールでご連絡ください(☆は@に変えてね)。

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第五回研究会報告―ドラマ教育研究会プレ企画に便乗

2007-08-03 08:41:25 | 研究会報告

キジムナーフェスタのドラマ教育関連セミナー、ワークショップの参加者および「学びの即興劇」研究会メンバーと浅野恵美子先生のドラマ教育講座の受講生に呼びかけて、「沖縄にドラマ教育研究会を立ち上げようではないか」の集まりをもちました。

ファシリテーターは浅野先生。参加者は全員で26名。正直、これだけ集まると思っていませんでした。浅野先生も予想外だったと思います。教員を目指す人も含めて学校関係者が多く、その他子どもと関わった仕事をしておられる方がほとんど。

自己紹介から始まり、空想の世界の自分が一番居心地の良い場所へ行って、お土産を持って帰る。それを三人でシェアしました。その後、その三人で父・母・子の多様なありかたを演じました。

メインは「ねむりむしじらあ」という沖縄の昔話。

これを読んで、じらあは良い人間か、悪い人間かをディベート。さらにじらあの両親は適切な子育てをしたのか、しなかったのかをディベート。そのうえで、6人ずつの4グループに分かれて、「幸せな結婚の3年後、じらあのウソがばれた」という状況で劇作りをしました。

多様な場合が演じられ、話すこと、演じること、観ることを楽しみました。

人数が多かったので、思いのほか時間がかかり、ふりかえりに十分時間をとることができませんでした。

その後、今後について話し合い。とりあえず偶数月の第一木曜日に実施してみる、次回のファシリテーターは上田真弓さん、ということになりました。

集まったメンバーが思い描く「ドラマ教育」もそれぞれ。活躍する分野もそれぞれ。どういう方向へ向いて行くのまだ分かりません。けれど、これを通して「ドラマ教育」というものがあるのだということが、学校へ広がっていくと良いなあと思っています。

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