ドラマのとびら

即興の劇や身体表現で学ぶ、教える、浮き沈みの日々とその後

第8回ドラマ教育研究会―「このまちだいすき」の子どもたちとともに

2008-12-09 10:02:14 | お知らせ

来年の話です。でも、すぐそこです。

講師 北澤暎子さん
「poster8.doc」をダウンロード

1月29日(木)19:00-20:45

なは女性センター(銘刈市庁舎1F)http://www.city.naha.okinawa.jp/danjo/about/koutu.htm
モノレール古島駅より徒歩10分。モスバーガーの向い。地下に駐車場があります。

35年の教員歴があり、演出家竹内敏晴さんのもとで演劇を学ばれました。今回は、実践報告を中心に、子どもたちとやってきたアクティビティを披露していただきます。

初めて、会場が那覇です。中部地域の方、遠くて大変ですが、ぜひ来てくだいさいね。

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イギリスのドラマ教育―第7回ドラマ教育研究会報告

2008-12-05 11:25:28 | 研究会報告

昨日の夜、サマンサさんのファシリテートで、ドラマ教育を体験しました。

時刻になってもメンバーが揃わないので、雑談から。サマンサさんが、小学校のころドラマティーチャーから大きな影響を受け、演劇の方面へ進み、また教員の資格も取ったことなど、なぜ自分がドラマ教育とかかわるようになったという話をしてくださいました。

詳細はまた記録をアップできると思うので、省略。最後は「踊るトラ」というお話を聴いて、スティルイメージを何枚かつくり、それをつなげて表現するというものでした。

今まで、イギリスのドラマ教師のワークショップをいくつか受けてきましたが、どの教師もこの手法を使います。サマンサは今回使わなかったけれど、ティーチャー・イン・ロールもよく使います。やはり、演劇からきた人たちだなあという印象を強く受けました。

日本の場合、初めての、しかも実質90分ぐらいのワークショップでまずやれそうにない。スティルイメージはつくれても、音楽にのせて動きをつくりながら次へ繋げていくというところまでは、なかなかできないと思います。研究会のメンバーは、何を言われてもこなせるメンバーなのでできるけれど、中・高生では、ここまでもっていくには、ファシリテーターの相当の力量が必要・・・と思いました。もちろん、上手下手を問題にするわけではないので、とにかくやってみるというのは有りですが。

それともうひとつ、「やっておしまい」というスタイル。演じた後、話し合ったり、感想を述べあったりしない。時間がないという事もあったのかも。ニーランズ先生によると、ティーンエイジャーにな ると、話し合いを重視するようですが・・・。

081204_201000でも、こういうことを生徒が楽しめるぐらい、ドラマに時間がとれるカリキュラムが日本でつくれたらいいなあ。楽しかったあ~!

通訳をしてくださったお連れ合いのタカシさんの、「よく分からないところがあって、ごめんなさい。夫婦なんで、分からない時はいつも『フ~ン、フン?』ですましてるんですよ」ということばに、日本語同士の夫婦でもそうだよなぁ、と妙なところで共感していた私でした。

(ケータイのカメラ、絶対おかしい。でも、これなら誰か分からないから掲載可ですよね。分からない写真を載せても意味ない?)

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プレイバック・シアターとインプロ

2008-12-03 11:16:00 | 日記・エッセイ・コラム

先日、友人の紹介でクローズドなワークショップをしました。

30代から70歳ぐらいまでの、働く女性であり妻や母でもある8人。「お互いをもっと知る」ということと、「他人のために奉仕をする活動をしているので、何かそれに役立つようなこと」をという依頼でした。

「自分も含めて、誰かのために想像力を逞しくする」ということをテーマにしました。

実際の展開は、次の通り。約2時間でした。

①最近の自分を動物に例えて自己紹介②「一歩前」でさらに知り合う③「これは○○さんの××です」物を渡しながら伝える。まったく想像力は働かさない④マップ「料理が好きか、得意か」「生まれたところ」(とても国際的でした)「最近の心と身体の調子」⑤4人一組で「最近の私」を語る⑥同じメンバーで想像のプレゼント⑦みんなで「木こり」⑧別の4人一組でカメラマン「思い出」⑨みんなでふりかえり

みなさん、とても楽しそうに参加してくださいました。「実際にもらってないのに、想像でもらっただけで豊かな気持ちになる」「動いてみて分かることがある。みんなの出身地は知っていたけれど、改めていろんなところから集まった私たちだと思った」「いつも忙しくて、子どもに怒ってばかりいるけれど、今日は笑顔で帰れる」「自己紹介というと堅苦しいけれど、今日は楽しくお互いを知ることができた」などの感想をいただきました。

語り手の話を熱心に聴いて、語り手に表現をプレゼントする。これはプレイバック・シアターの構造。

インプロは、その瞬間瞬間のオファーのやりとりが大切で、どちらが語り手でどちらが聴き手なのか、立場がめまぐるしく入れ替わります。インプロは、ひとりひとりが協調的ではあるけれど、自立的であることが求められます。そのための練習といっても良いかもしれません。

「聴く」「話の核心をつかむ」「それを表現する」というのは、カウンセリングにも通じることです。だからプレイバック・シアターは即興劇(ドラマワーク)の中でも、よりセラピー的なのかもしれません。

ドラマ教育では、必要に応じて、いろいろなドラマワークを使っています。

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