徒然なるまま”僕の趣味と遊ぶ”

タイガース、水彩画、鉄道などの、僕の気ままな”独り言”

日本人のDNA-その8-

2006年03月11日 08時36分31秒 | 日本人のDNA

今、新渡戸稲造の「武士道」が見直されています。

「武士道」と言うと、切腹とか、刀を抜くことと誤解している節がありますが、本来の「武士道」とは、その刀を如何に抜かないようにするかの忍耐の美徳であり、愛情を注ぐ道徳で、武士だけではなく、日本人全てが持っていた共有の価値観なのです。


「武士道」に明確な定義はありません。が新渡戸稲造は、外国人に日本人の根底にある形を解説するために新渡戸稲造なりに解釈したものです。

新渡戸稲造が「武士道」を書いたのは、明治32年で、日清戦争と日露戦争の間の時期で、世界が日本に注目を浴び始めた頃です。

彼はある時、ベルギー人の法学者と散歩しながら、「日本には宗教教育がない」と応えると「宗教なしでどうして道徳教育が出来るのですか?」と驚かれた。
そこで、よくよく考えると、自分の正邪善悪の観念を形成しているのが、幼少期に身に着けたのが「武士道」であると気づいたのです。

そこで日本人の魂を西洋人に分からせたいと熱望し、「武士道」を英語で紹介することを思いつき、分かり易いようにギリシャ哲学や聖書、シェックスピア、ニーチェ等と比較したり、本居宣長や平敦盛、吉田松陰などを引きながら武士道精神の本質について説きました。

これがアメリカで出版されると、絶大な賞賛を受け、当時に大統領ルーズベルトは、親戚知人は言う及ばず他国の首脳たちにも送ったそうです。


3月は、新幹線の開業日が集中

2006年03月10日 09時10分43秒 | 鉄道のよもやま話

3月には、新幹線の開業記念日が集中しています。

3月10日は、1975年に山陽新幹線の博多駅が開業しました。



その3年前の1972年3月15日は、山陽新幹線の岡山駅が開業しました。

 

1985年3月14日は、東北・上越新幹線上野駅の開業。
1997年3月22日は、秋田新幹線開業。


   秋田新幹線”こまち”         新八代駅

2004年3月13日は、九州新幹線新八代~鹿児島中央駅開業。

ダイヤ改正が3月に多いのも、これで頷けます。


本当に景気が回復してるの!!!

2006年03月09日 09時35分27秒 | 独り言・社会・ニュース

かって女性の結婚相手に望む条件として「三高(高身長、高学歴、高収入)」と囃された時がありました。 これをもじって、1980年代後半のバブル期に「三高二安}と言われたことがありました。

地価の高騰、プラザ合意による円高、株価の高騰「三高」ですが、では「二安」とはなんでしょうか?
原油価格の下落、最低水準の金利、これが「二安」です。


 今日の絵は、金魚です。 F8号

あれから20年が過ぎ、バブル崩壊後、最近になって、政府関係者や経済関係者はやっと経済は均衡を回復し、緩やかな歯車が回転し始めたと言っています。

我々には、なんの事かわかりにくいですが、要は金融機関の不良債権処理がほぼ完了し、株価の上昇や都心部の土地の価格上昇が上がってきているということです
でも、原油は高く、円安は、かってのバブル期とは逆の現象をしています。

どちらにしても、日銀が湯水のように使っていた資金を止め、正常な資金確保にしてゆこうと言う、いわゆる量的緩和政策の解除が近いことが取りざたされています。

すぐとは、ならないでしょうが、公定歩合の上昇により、預貯金の金利やローンの金利が上昇します。
一般庶民のわずかな貯金にも、わずかでも金利が上昇するのは、嬉しいことですが、物価の高騰がそれについてくるのは、なんとも納得がいきません。


なぬ!!セ・リーグもプレーオフ導入・・・

2006年03月08日 09時14分34秒 | 独り言・社会・ニュース

セ・リーグも来季からプレーオフを導入すると発表されました。

条件として146試合を堅持し勝率1位をリーグ優勝チームとするというもので、今ひとつ分からないのは、勝率1位がリーグ優勝チームとして、プレーオフでは、何を決めるのでしょうか?
勝率一位は、リーグ優勝チームで、プレーオフでは、日本シリーズ出場チームを決めるということらしいです。

これでは、日本一の名前が泣くのではないでしょうか?
日本シリーズの看板にも偽りが出てきます。


 今日の絵は、”東寺”です。 F8号

パ・リーグは、プレーオフ優勝チームがリーグ優勝となっており、巨人の渡辺氏曰く「パ・リーグの2位や3位のチームと日本一が決められるか!」と言ったことも頷けます。


話は違いますが、今の選挙制度にしても、惜敗率なるもので、得票が1位でなくとも当選するのも如何なものか?と疑問視されています。

日本シリーズのコンデション作りや出場資格、記録の公平性を踏まえて考えていかなくては、セ・パの内容が余りにも違いすぎるのは疑問です。
それにしても、勝率1位がリーグ優勝チームとしながら、プレーオフをするとは、リーグ優勝と日本シリーズ出場チームが異なり、不可解な現象が生ずるのは、僕だけでしょうか?
新しいものを取り入れるのに反対ではありませんが、どちらにしても、セ・リーグとパ・リーグとも同じ条件となるようにしながらも、伝統や記録の公平性をも守って欲しいものです


日本人のDNA -その7-

2006年03月07日 09時04分44秒 | 日本人のDNA

美的感受性や日本的情緒を育むものとともに、人間には一定の精神の形が必要です。 この行動基準、判断基準となる精神の形、即ち道徳です。

このような精神の形として、情緒を生む精神の形として、日本には「武士道」というのがあります。

  新渡戸稲造

新渡戸稲造著の「武士道」は、最近、書店でよく見かけるようになりました。
また、それに付随する書物も沢山刊行されています。

「武士道」は鎌倉時代以降、多くの日本人の行動基準、道徳基準として機能してきました。 この中には、慈愛、誠実、忍耐、正義、勇気、惻隠などが盛り込まれています。
惻隠とは、他人の不幸への敏感さです。

「武士道」はもともと、鎌倉武士の「戦いの掟」でした。
いわば、戦闘の現場におけるフェアプレィ精神です。

しかし、260年余の平和な江戸時代に、「武士道」は、武士道精神として洗練され、物語、浄瑠璃、歌舞伎、講談などを通して町人や農民にまで行き渡ります。

このようにして、武士階級の行動規範だった「武士道」は、日本人全体の行動規範となっていきました。

最近、日本人は勿論、欧米人の学者の間で江戸時代を見直す動きが高まっています。 なぜ、江戸時代なのか、どうして明治の混乱期に新渡戸稲造が「武士道」を書いたのか、それも海外むけの英語で発刊されたのでしょうか?


負けた・・・韓国に逆転負け!!!

2006年03月06日 11時22分53秒 | 独り言・社会・ニュース

WBCの1次リーグA組アジアラウンドは、最終日、アジアのトップを決める韓国戦で痛い逆転負けを喫した。


 敗戦後、寂しげなイチローの後姿

敗因は色々ありますが、アジアリーグ1位通過と気合が入って望んだ韓国戦でしたが、中国・台湾戦の様におおまかな内容では勝てる相手ではなかったと言うことになります

3点失点に抑えたピッチャーには、責任はないでしょう。
問題は、打撃陣ということになる。
点は取れるときには、確実に点を取りに行かなくてはならないが、7回の西岡のバンドの失敗、4回の2死満塁でこれも西岡の右翼右の飛球を好捕され追加点を阻まれ、それ以外にも点を奪える好機を確実に点に結びつけられなかった。

2次リーグでの活躍を期待しましょう。

この間にも日本でのオープン戦が行われていますが、阪神も4日のオリックス戦、昨日の西武戦、ともに敗戦。

  

やはり、ピッチャーの仕上がりが問題となっています。
まだ、時期早々ですが・・・・・
 ウイリアムスの穴をどう埋めるか?、先発陣は?、外人ピッチャーがどこまで通じるのか? これからのオープン戦で答えがでるのでしょうか?

昨日のアジアリーグの日本と阪神がダブって見えます。


二日続いてのコールド勝ち

2006年03月05日 09時44分22秒 | 野球・タイガース

WBCの一次リーグアジアラウンドは、日本が一昨日の中国に続いて昨日は、台湾14対3で7回コールド勝ち。 
韓国も2連勝しており、一次リーグA組は、日本と韓国が通過し、ともに12日から米カルフォルニア州アナハイムで始まる2次リーグ進出を決めました。

 
  王 監督                ヒーローの多村と西岡

今日は、韓国とアジアリーグ1位をかけて戦います。
3試合連続のコールド勝ちを収めるか、は難しいでしょうが、なんとしても勝って一位で2次リーグに進出して欲しいものです。

イチローが、このリーグ戦の始まる前に、「あと30年くらい、アジアの諸国が日本と戦うのが嫌に成る程に勝ちたい」といったことが、韓国で物議をかもしているそうです。

 
  先発 松阪投手             最後を締めた藤川投手

その韓国とどのような闘いかたをするのか、今晩は見ものです。
実力からいっては、日本の方が強いのは客観的にも分かりますが、勝負事は、どんなハプニングが起こるか分かりません。

是非とも、日本の面目を賭けても今日の試合には、勝って欲しいものです。
出来るなら、三試合連続のコールド勝ちになれば良いのですが・・・・・・。


WBC  日本快勝!!!

2006年03月04日 09時05分00秒 | 独り言・社会・ニュース

昨日から、野球の世界一を決めるWBC(ワールド・ベースボール・クラッシック)が開催され、1次リーグで日本は、中国に大勝しました。

 
 西岡のスリーラン              打たれた上原

前半は、2点先取するものの上原がツーランを浴び、追いつかれましたが、中盤以降は西岡のスリーランが出てから打線が活発となり、18対2で8回コールド勝ちとなりました。
しかし、今日の台湾戦、明日の韓国戦は、昨日のような分けにはいかないでしょう。
台湾はとも角、韓国にはメジャー級の選手がおり、敵対心むき出しで戦ってくるでしょう。

 

そもそも、このWBCの開催は、一時危ぶまれました。と言うのも、野球界の発展のためのグローバル化を掲げメジャーリーグ(MLB)にコミッショナーのバド・セリグ氏を中心に、提唱されたことに始まりますが、日本、韓国がMLB側との利益分配で折り合わず、延期されていました。


その後、大会の運営会社を新たに創設し、アジア予選の利益をすべてアジアに還元すると譲歩され、韓国がまず参戦を表明しましたが、日本は反対していました。

反対理由として余りにも米国主導的であること、出場選手の大会中の怪我などの補償問題で最後まで反対していました。

その他には、米国でもキューバの参加に対して、キューバへの分配金が渡ることは「経済制裁に違反する」としてキューバ代表の入国を拒否していましたが、キューバがその分配金をハリケーン被害者に寄付することで、米国当局が許可された経緯がありました。

とも角、初めてメジャーリーガーが参加する国際大会となりましたが、まだまだ問題点も多いようです。ルールやメジャーリガーの辞退も問題点となっています。

サッカーのワールドカップのような大会にしたいようですが、オリンピックの競技からも削除され世界での認知度も低いスポーツである野球ですが、これが野球のグローバル化への起爆剤となることが出来るでしょうか?


歴史をかえた雛祭り

2006年03月03日 13時08分05秒 | 独り言・社会・ニュース

今日、3月3日は、雛祭りです。 上巳の節句、桃の節句とも言われています。
又、耳の日、金魚の日、結納の日など色々ありますが、この日は、日本の行き先を変えた出来事や事件がありました。

嘉永7年(1854年)3月3日は、江戸幕府とアメリカ合衆国が日米和親条約が締結されました。神奈川条約とも言われています。
この条約の締結によって日本は、下田と函館を開港し、鎖国体制が崩壊しました。

その6年後の万延元年(1860年)3月3日には、水戸藩士の浪士が大老の井伊直弼を討ち取るという事件が発生しています。
この時も雪が降っていたそうですが、あの赤穂浪士の討入りや226事件の時も雪が降っていたようです。 雪と事件は関係はありませんが、雪が事件を演出しています。
ここに、何か運命的なものを感じるのは、僕だけでしょうか?

 
 井伊直弼               桜田門外

時の大老井伊直弼は、独断で日米修好通商条約を締結したり、安政の大獄で反対勢力を弾圧していた井伊直弼に対し、水戸藩主の父である徳川斉昭の謹慎などで反発の多かった水戸藩士が脱藩して薩摩藩と連絡して桜田門外にて討ち取りました。

先の日米和親条約とこの日米修好通商条約に続いて五カ国とも条約を締結しています。 オランダ、ロシア、イギリス、フランスの各国とも下田、函館に続いて神奈川、長崎、新潟、兵庫の各港をも開港しました。 これが、いわゆる不平等条約といわれるものです。

この”桜田門外の変”を契機に尊皇攘夷運動の激化する発端となり、明治維新へと流れが変わって行きます。


3月18日、JR各社のダイヤ改正

2006年03月02日 09時30分04秒 | 鉄道のよもやま話

3月18日にJR各社は、ダイヤ改正を行います
「のぞみ」が増発されますが、「ひかり」1本「こだま」18本が廃止されます。
これも乗客数の減少によるものですが、利用者にとっては実質の値上げです。

「のぞみ」の増加は博多~新大阪間現状33本が52本、「ひかりレールスター」新大阪~博多間も2往復増加されます。

「のぞみ」東京~広島間を博多まで延長されるのが9往復増加され、新大阪止まりを博多までの延長、博多から新大阪行きを名古屋まで延長、また新山口駅の停車本数の増加等となっています。

その他に乗客が少ないと言う理由で、寝台特急の「出雲」と名古屋~奈良間の急行「かすが」が廃止されます。 又寝台特急「日本海」も大阪~函館間を青森止まりとなります。
 
JR北海道では、張碓駅、智東駅等7駅が廃止されます。が「スーパー白鳥」は、函館~青森間、八戸間で増発されます。

 
 張碓駅                スーパー白鳥

青函トンネルの吉岡海底駅は、北海道新幹線の工事のため定期停車は廃止されますが、季節運行の「ドラえもん」列車は、運行され「吉岡海底」に停車するそうです。


 廃止となった「113系」

東海道線の懐かしい湘南電車として活躍した「113系」が廃止になります。
反対に、東武鉄道と乗り入れして新宿~日光・鬼怒川温泉への特急を新設されます

どちらにしても、改正とは、JR各社の採算の悪いものの廃止が付きまとい、懐かしい姿が消えてゆくのは、寂しい限りですが、これも仕方がないことなのでしょう。