バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

まったくぅ… ん? ひょっとして…

2018年11月08日 20時30分38秒 | バス運転士
あるバス停で乗ったお婆さんAが「◎◎南、行く?」と言った。◎◎という大きな交差点の東と西にバス停があって、それぞれ“◎◎東”“◎◎西”となっているのだが、◎◎南というバス停はないので、私は「南ですか?」と確認… と思った時、お婆さんAの後ろからお婆さんBが「※※病院、行く?」と言ったので、私は「行きますよ」と答えたのだが… その間に、お婆さんAはサッサと中扉付近の席へ移動… 座ってしまったのだった。

お婆さんBが言った“※※病院”というバス停が、◎◎交差点を南へ曲がった先にあるので、私は「あぁ、多分… お婆さんAが言う◎◎南というのは、※※病院のことなのだろう。もしも、そこで降りなかったら再確認しなきゃいけないなぁ~」と思っていたところ… 予想通り、お婆さんAは※※病院で降りたのだった。まったくぅ… 勝手にバス停の名前を変え… ん? ひょっとして… 今の場所に病院が出来る前は◎◎南というバス停だったのかも!? なんちゃって~

始発地である某運動場停の近くにお婆さんCが立っていた。私は「市内中心部行きです」と言いながら前扉を開けたのだが、特に反応がなかったので「某総合駅行きか、某地区(街中)巡回バスを待っているのか… それとも、乗客じゃないのかな?」と思った。ところが、数秒後… お婆さんCが「えっ… 市内中心部行き? じゃあ、乗らなきゃいかんね。何をボォ~ッとしとるんだろうねぇ…」と呟きながら乗ってきた。

約2分後… 発車時刻になり、お婆さんC一人を乗せて発車… すると、すぐに「ピンポ~ン」と降車ブザーが鳴ったので、「ん? お婆さんの荷物か何かが降車ボタンに当たったのかな?」と思いながらも、一応「ご乗車ありがとうございました。△△停です~(以下略)」と、やや小さめの声で言いながらバスを止めて中扉を開けたところ、お婆さんCが「ありがとう」と言いながら降りて行ったのだった。まったくぅ… 何処行きでも関係ないじゃんかぁ~ ん? ひょっとして… いつも歩いて帰るところ、私の顔を見てついつい乗っちゃったのかな? なんちゃって~(きっと、オマエが死んだお爺さんにソックリ… 否、オマエの肩に乗っていたのかもな。ハハハ…)