助手席に違法駐車！

昨日の朝、あるバス停に１人のスポーツウェア男子が立っていた。私は「あれ？　同じく某総合駅行きのバスが出たばかりで、まだ前方に見えているというのに…　時間的に、超満員ではないはずだが…」と思いながら、バスを止めて前扉を開けた。

すると、彼が「すいません、バッグの忘れ物はなかったですか？」と言ったので、私は「なるほど、そういうことかぁ～」と思いながら「このバスにはなかったですねぇ…」と答えた。実際、スポーツウェア男子を乗せた記憶はなかったのである。（男だから記憶にないだけなんだろ？）

それから約１０分後…　某総合駅に到着して、車内チェックを…　と思ったら、助手席に違法駐車…　否、白い軽トラックのおもちゃ（全長２０ｃｍ以上！）が忘れられていたのである。一瞬「まさか…　これが彼の忘れ物！？」と思ったけれど、いくらなんでも「この荷台に物を載せるとバッグになるんです」なんて言うはずもなく…（誰が言うか！）

しかしまぁ…　ミニカーならばいざ知らず、そんな大きな軽トラックを…　“座席の下とか窓際とかに置き忘れた”というならば分かるけれど…　座席の上、ほぼ中央に堂々と“駐車”していたのである。私は、終点の２つ手前まで、そこに一組の母子が座っていたことを思い出した。

ひょっとして…　その母子が、実は巨大化した人形で…　普段は、その軽トラックに乗っていたりして！？（どこかのアニメの見過ぎじゃねぇか？）　いや、まだ営業所に問い合わせがないところをみると…　盗難車かもしれない！　しかし、ナンバーはないし…　同型車は数多く販売されているだろうし…　捜査は難航するだろうなぁ～（なんの話をしとるんじゃ！）

今朝、そんなことを考えながらバスの点検をしていたら、１台のマイカーが敷地内に入ってきて…　私のバスの横に止まり、２人の男性が降りてきて「あのぉ…　警察ですけど、車はどこに置いておけばいいですか？」と言ったのである。おぉ～！　やっぱり盗難車だったのかぁ～（そんなわきゃねぇだろ！）

■補足■昨日、終点の某所に人が倒れているのを、ある運転士さんが発見して…（救急搬送され、命に別条はなかった）　どうやら事件性はないらしいのだが、念のため、事情を聞きに来たということだった。