バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

そんなに鳴らさなくても…

2010年03月01日 21時30分38秒 | バス運転士

左車線を走っているバスの前に割り込んで、すぐにハザードを出して駐車するマイカー… 交差点の先が車で詰まっているのに、知らん顔して突っ込んで壁を作るマイカー… 違法駐車を避けるために車線変更をしようとしても、なかなか譲ってくれないマイカー…(いつもは2~3台目くらいで譲ってもらえるのに…) なぜか今日はそういうことが多かった。

そして夕方、某駅ロータリーを出ようとしたら、そこが停止禁止部分になっているにもかかわらず、1台のマイカーが壁を作っていた。私は「少しだけ前進してもらえればバスが出られる」と思ったので、軽く「ポンッ」とクラクションを鳴らして… というはずだった。ところが、私がハンドルの中心を軽く叩いたところ、なぜか少し引っかかってしまったらしく、思いっきり「プォ~~~~~ッ!」とクラクションが鳴り響いてしまったのである(私は“初体験”だったが、古いバスではたまにあると聞いたことがある)。

マイカーの運転手も、バスの乗客も、周囲にいた人たちも… みんなが「そんなに鳴らさなくても…」と思ったに違いない。いや、すいません… 一番驚いたのは、誰よりも鳴らした本人なのですが… ひょっとして、朝から続いていた私のモヤモヤ気分を晴らすため、バスが“代弁”してくれたのかもしれません。