極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

信号機は人柱という現実

2010年12月19日 | 環境工学システム論



ひとの世の 無情を越え 大輪の 希望の花を 誓い育てん 


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事故現場から帰ってくる間、彼女が
「あそこは地元の要請で横断歩道が
やっとついたぐらいだから、信号機
は人柱としてしか設置されないのよ」
と小声でつぶやくようにいう。「予
算に従い優先順位をつけて信号機を
つけているから、どの交差点につけ
るかという優先順位は警察が決めて
いるんだ。自治会とか周辺の会社が
警察に陳情している。自分たちがお
金を出し合って付けることもあるが
ね」と職場での経験を思い出しこう
返事しながら帰ってきた。



『物質は情報の塊である』。これは
「土地本位制」でとち狂ったバブル
の反省から発想した考え方だ。同じ
道路でも、情報通信とエネルギー配
線や上下水道を埋設し舗装された道
路とさらに、最初から信号機と道路
表示が完備されている道路と従来型
の道路とでは使用価値や交換価値は
かわるという意味で。「将来、この
土地は値が上がるだろう」との思惑
で土地が売買されるが、それは市場
主体により変わる。都市計画や国土
計画情報を事前独占し買い占めに走
ることと、しっかりとした計画を元
に土地を買い占める(例:新浦安の
東京ディズニーランド)とでは市場
主義という原理が同じでも、倫理な
どの形而上学を含めて内容は変わる。

つまり、予め地元住民の思いを組み
込んで道路敷設されたものと、事後
処理する道路敷設したものとでは、
超車社会から経験したことの帰還制
御の速度が極端に変わると言いたい
のだ。換言すれば「
人命は地球より
重い
」が組み込まれた『道路環境工
学システム』とでは付加価値が異な
と言いたいのだ。不作為の作為は
犯罪だと言うのは言い過ぎだろうか。
単なる「規路労働を繰り返すのが官
僚の本質」であれば、それは革める
というのが筋だろうと(それが政治
主導というものだ)。

長大トンネルの入口に設置された例(恵那山トンネル上り線)。通常は青信号(左)、渋滞中は追突防止のため黄信号(右) 長大トンネルの入口に設置された例(恵那山トンネル上り線)。通常は青信号(左)、渋滞中は追突防止のため黄信号(右)
長大トンネルの入口に設置された例(恵那山トンネル上り線)。
通常は青信号(左)、渋滞中は追突防止のため黄信号(右)

ついでというと語弊があるが、バイ
オ・ディーゼル車の普及は進んでい
るのだろうか。この国のバイオ・デ
ィーゼル車に対する産助政策はどの
程度にあるのかネットで下調べする
と、2008年のバイオディーゼルの世
界総生産量は、1,200万キロ㍑に対し、
日本の生産量は0.7万キロ㍑で僅か
0.06%、GDP比に換算すると約0.004%
と如何に普及の努力がされているか?
わかるのではないか。


各対策の削減寄与率
2020年次世代自動車の販売台数250万台(クリーンディーゼル車含む),新車販売台数490万台の51%。 

7種類の環境対応車

調べてみて、遅いね、不作為に近い
ねという感想だ。「2015年国内転換
率50%」というようなシンプルでわか
りやすい目標は打ち出せないのか。
どうせ、地球環境の悪化が不可避だ
と想定されのだから。世界中の物流
用自動車を日本製のバイオ・ディー
ゼル技術で優位に立ち世界に貢献す
るんだと、大見得を切れぬものかと。
そんなことを考えなら、通夜と告別
式に臨む。


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コメント
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