美し国 倭の国の まほろばを 普く蒼茫と 麗し分かつ

【さらに女性が強くなるわけ】
朝から町内人事で候補宅を訪問。見た目で
無理と思われるものの返事は先送りに。次
の候補者も軽い障害をもち次々を悶々とし
た気分考えている。テレビの『あさイチ』
で「β-クリプトキサンチンのパワー」の
特集をやっている。温州蜜柑を拡販したい
魂胆が見え見えだね。そう言えば昨日、み
んなの党の渡辺代表が大阪市内での記者会
見で「脱小沢路線でもう1回支持率をあげ
ようという魂胆がありありだ」と発言して
いたっけ。こちらは支持率だけれど官民主
党政権はもう持たないというシグナルだ。

さて、β-クリプトキサンチンが骨粗しょ
う症に有効という根拠は、果樹研究所が、
7年前の国立長寿医療センター研究所と浜
松市(旧三ヶ日町)と合同で栄養疫学調査
でミカンに多く含まれるβ-クリプトキサ
ンチンと骨密度と関連あることを発見した
ことによる(→「60代女性の骨粗しょう
症の割合」三ヶ日町/14.8㌫、全国/29.7㌫)。
じゃぁそのメカニズムというと「血清中の
カロテノイド濃度と骨密度との関連」を疫
学的に評価し明らかにすることで分かって
きたという。「三ヶ日町研究」における栄
養摂取状況調査から(1)対象集団が最も
高頻度に摂取している果物はミカン→(2)
果物高摂取グループでの血清中 β-クリプ
トキサンチン高濃度グループと橈骨(とう
こつ)1/3遠位部(非利き腕)の平均骨密
度が高いグループと一致した→(3)従っ
て、果物摂取量はミカン摂取量を反映して
いる、というわけだ。
【その原因は色素パワー】
色素が有効?そうか時代は色素の謎解きか
ら「人工色素環境工学システム」の時代と
いうことかと合点する。「赤・紫」はアン
トシナニン、「緑」はクロロフィル、「黄
色・橙・赤」はカロテノイド。
食物から摂ったカロテノイド色素→血中に
移動→β-クリプトキサンチンが骨吸収と
形成を促進→健全な骨状態を維持という良
サイクルを構築するということだ。効果は
それだけではない(上図の化学構造式をク
リック)。活性酸素を産生して生じる飲酒、
喫煙などの害を抗酸化物質として抑制(飲
酒者や喫煙者は活性酸素で消耗し、β-ク
リプトキサンチンの血中濃度が著しく低い
)。呑ベいにも効果有りというではないか。
この化合物、骨形成にどの様に作用してい
るのかの詳細なことはパット見では分から
なかった(時間を掛けたいところだが今日
はここまで)。それじゃ、抽出精製すれば
良いじゃんということだがそこはもう押さ
えて「ぼろ儲けシステム」いや「全世界の
女性に貢献システム」が完成しつつある。※
しかし、これで女性はさらに強くなるんだ
ねぇ~。^^;
が(株)四国八洲化学から販売。
色素は注目されるのはそれだけでない。緑
のクロロフィル(葉緑素)は光合成に欠か
せない物質。ブログでも関連記事を掲載し
てきたがここへきて取り上げている(「生
産能力10倍「石油」つくる藻類、日本で有
望株発見」)。ところが、こ藻は光合成し
ない。光を当てなくても石油を生産。海な
どにすみ石油と似た成分を作り出す藻類は
これまでも知られていたが、油の回収や処
理を含む生産コストは1㍑あたり800円程
度かかるのが難点だったが、発見したオー
ランチオキトリウムはその10分の1以下の
コストで生産できる。また、これまで有望
だとされていた緑藻類のボツリオコッカス
・ブラウニーと比べて同じ温度条件で培養
すると、10~12倍の量の炭化水素を精製す
るというから相当な飛躍となる。飛躍どこ
ろの騒ぎではない。
「エネルギー資源争奪からの解放」が現実
のものとなるというわけで、やはり、南西
諸島にその解があったという直感が的中し
たということになる(『南西諸島水都構想
Ⅰ』)。筑波大学の渡邉信らの研究成果が
どのように展開していくのかはわからない
が『革命的な発見』に違いない。わからな
いが、黒い油を巡り血で血を贖ってきた歴
史を覆し、ソーラセルのように即時的エネ
ルギー変換できる技術を手に入れることで
自虐的な「過小資源国・日本」という自己
評価から「人材資源大国・日本」と世界に
誇れる名誉を得たことは、誠にもって慶賀
なことではないか。