極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

ヘイ・ジュード回顧録

2013年11月11日 | 現代歌謡

 




 

 

2013年11月11日から、ポール・マッカートニーの11年ぶりとなる来日公演が始まる。ビー
トルズ、ウイングス、ソロと長いキャリアを誇るが、今年は71歳にして、5月にワールド
ツアーを開始、10月にニューアルバム発売と、今なお精力的に活動中。ロンドンで行った
インタビューでポールは、ファンや最新アルバムへの思いを語ったことが報じられている
日本経済新聞 2013.11.11)。インタービューでは、初めて来日した時に、日本語を教え
てほしいと頼んだんだ。その時に教えてもらったのが「オッス!」だよ。男性言葉だとは
知らなくて。実は娘が柔道を習い始めたんだが、それで娘も「オッス!」って言うように
なったよ。と、お茶目なポールだが、新しいアルバム『NEW』について尋ねられると、
僕にとって“NEW”にはたくさんの意味がある。孫がいるけど、彼らの言うことには常々
驚かされるばかりだ。それに10歳の娘だっているけど、彼女の言うことは何もかもが新し
い。先日も「パパ、アルバムのタイトルの『N』と『E』と『W』には、それぞれ終止符を
入れるべきよ」って言われたんだ。「なぜだい」って聞いたら、「終止符を入れたら、こ
れは何の短縮形なの」って聞かれるからって。それで僕は「では“N.E.W.”は何の短縮
形なのかな」と尋ねたんだ。そしたら娘は「Numerous Epic Words(壮大な叙情詩)」とい
うので、驚いたよとエピソードを交えインタビューに答えている件が印象的だ。



ところで、ビートルズ時代から現在に至るまで、ポールはバンドでは主にベースを演奏し
ている。ベーシストとしての評価は高く、彼のメロディアスなベースラインは、後のロッ
クバンドにも多大な影響を与えた。他にもギター、シンセサイザー、キーボード、ドラム
ス、ウクレレ、フラットマンドリン、また管楽器をも扱うマルチプレイヤーである。「タ
ックスマン」「涙の乗車券」などビートルズ時代のいくつかの曲でリード・ギターを担当
し、また「バック・イン・ザ・USSR」「ディア・プルーデンス」「ジョンとヨーコのバラ
ード」などでドラムを叩いている。ソロ・アルバム『マッカートニー』や『裏庭の混沌と
創造』ではすべての楽器を一人で演奏(マルチレコーディング)している(Wikipedia)。
近著『ビートルズ・ベース』(上図)として紹介されているほど、べーシストとしてのポ
ールは、世界屈指のポップ・ベーシスト―ポール・マッカートニー。ビートルズ時代の彼
のベース・ベース・プレイは、全世界のミュージックシーンに大きな影響を与えたとして、
その伝説的なプレイの数々を、様々な視点から解析し、世界初の決定版!日本編集版特典
として新たに25曲を追加し、全34曲のベース・スコアを完全収録し発売されるほどで
ある。

ポールほど独自のスタイルを確立したベーシストはいない」(宮城伸一郎)で次のよう
に語っている。ポールらしさが出てるのは「カム・トゥゲザー」。少し丸い音だけど、ピ
ックで弾いたら中音も抜けていて、ベースがすごくはっきり聞こえてくる。ほかのベーシ
ストと違うのは、ポール独特の音色を持ってるところ。もっと違うのは、単にルートを弾
くだけじゃなくて、メロディ・ラインをちゃんと持ってるところ。音楽をわかっていない
とできない、マルチプレイヤー的な感じがしますよね、と。また、聴いて気持ちいいのは、
バラード。「ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード」はバラードのなかでも名曲。
ああいう曲のちょっとしたベース・ラインがかっこよかった。さらに、弾いて楽しいのは「
アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」とか、普通じゃないんです。「オブ・ラ・デ
ィ、オブ・ラ・ダ」「レディ・マドンナ」が楽しい。

いろんな名曲を作って、さらにベースまですごくて、自分のスタイルを確立している人は
ほかにはいない。ヘフナーはショートスケールって言われるが、僕のなかではミドルスケ
ール。正確に言うと、フェンダーのムスタングっていうベースがショートスケールで、そ
の次に長いのがこのヘフナー。その次がリッケンです。その次がフェンダーのプレシジョ
ンやジャズ・ベース。大きく分けると、彼は中間の2本を愛用してるんですよね。ヘフナ
ーは当時安くて、ポールが使わなかったら今はないかもしれないメーカーじゃないかと思
う。そして左利き用があった。左右対称なので、左利きのポールが持っても不自然じゃな
い。いちばんのメリットは、軽いことです。何時間しょっても、エレキ・ギターより、ア
コースティック・ギターより軽い。対照的なのがリッケンで、重いんですよ。ただ、テン
ションがフェンダー・ベースよりも若干弱いので、独特な粘りのある音が出る。ポールは
硬いピックで弾くから。音の抜けはヘフナーよりリッケンのほうがある。ポールはそうと
ういろんなことを考えてヘフナーの音を作ってる。そうじゃないとあんな音は出なくて、
なかなかポールをまねするのは難しい。リッケンバッカーも同じで、誰でもリッケンのベ
ースを弾けばポールの音が出るかと言えばそうではない。と解説しているがなるほどなぁ
と感心させられた。
 



  


ビートルズを知ったのは中学三年。圧倒的な迫力で心の中に飛び込んできた記憶が残って
いるの
で、ポールのベーステクニックがすごいと言うことを知るのはペニーレインごろ。
といっても、それが
当たり前のように聴いていたからそれ以上でもそれ以下でもない。ち
ょうど日本公演の行われる二
年前、ビートルズの四人を梅田界隈を案内している夢をハッ
キリと記憶している程、影響を受けている。社会に出てからは、クリスマスパーティーで
リクエストで「イエスタディ」を歌い、夏休みの海水浴の列車の中で、アコースティクギ
ターを弾きながら歌い、絵画クラブの展示会にはレット・イット・ビーに印象を写実し掲
載した百パーセントビートルズで、結婚後も、子供たちが使わなくなったピアノでビート
ルズ・ソングのそのなかでもヘイ・ジュード、レット・イット・ビーとジョン・レノンの
イマジンをよく弾き語りした曲だ。
 

 

 

この世界同時放送されヘイ・ジュードは7分を超える。当時、会社の寮生で全員で観てい
記憶が残っている(たぶん)。演奏時間は当時のポップスとしては異例の長さで]、後半
(曲全体の半分以上)で、リフレインを延々と繰り返している(このリフレインの合唱及
び手拍子は、この後半部を演奏したオーケストラ・メンバー36名による)。このリフレイ
ン部のコード進行はFから始まりE♭→B♭→Fと循環逆四度進行を繰り返す。作曲家のすぎ
やまこういちは「ここがこの曲に面白い匂いを持たせてる部分であり、ポールは非常に斬
新なユニークな発想を持った人だと感心させられると評価しているという。曲が書かれた
背景に、
ジョン・レノンと当時の妻・シンシアの破局が決定的になった頃、ジョンの長男ジ
ュリアン(当時5歳)を励ますためにポールが作った曲と言われ、当初、"Hey Jules" (
Jules はジュリアンの愛称)として構想したポール自信が語っているが、ジョンは(オノ・
ヨーコに夢中だった時期)「自分への歌(と聴くことも出来る)と発言。またジョンは、
婚約者ジェーン・アッシャーから婚約を一方的に破棄されたポールの、ポール自身に宛て
た無意識のメッセージではないかとの話もあり(ポールは否定)、また、Jude は女性名で
もあるため、デイリー・エクスプレスの女性記者 Judith Simons のために書かれたと考え
る人もいるという。
一方、Jude はドイツ語ではユダヤ人を意味しており、それを全く知ら
なかったポールは、宣伝としてアップル・ブティックのウィンドウに「Hey Jude」と自ら
大書したため、反ユダヤ主義の落書きかと誤解され、窓ガラスが割られ抗議の電話がかか
ってくる事態となったというややこしいが、ポールの言葉を信じるしかないが、思い出は
記憶に込めて、いま、この曲は家では歌えないから、近くのシダックスで歌う他ないが(
ピアノは処分済み)、矢沢永吉より上手く歌えるぞ?!となんとなく自惚れてみたりして
いる(『続・量子ドット半導体製造論』)。
 

 Hey jude, don't make it bad.
Take a sad song and make it better.
Remember to let her into your heart,
Then you can start to make it better.

Hey jude, don't be afraid.
You were made to go out and get her.
The minute you let her under your skin,
Then you begin to make it better.

And anytime you feel the pain, hey jude, refrain,
Don't carry the world upon your shoulders.
For well you know that it's a fool who plays it cool
By making his world a little colder.

Hey jude, don't let me down.
You have found her, now go and get her.
Remember to let her into your heart,
Then you can start to make it better.

So let it out and let it in, hey jude, begin,
Youre waiting for someone to perform with.
And don't you know that it's just you, hey jude, you'll do,
The movement you need is on your shoulder.

Hey jude, don't make it bad.
Take a sad song and make it better.
Remember to let her under your skin,
Then you'll begin to make it
Better better better better better better, oh.

 

                                                                                                                      Songwriters:
                                            LENNON, JOHN WINSTON / MCCARTNEY, PAUL JAMES

 

ヘイ、ジュード 落ち込むなよ
悲しい歌も少しはましにできるさ
彼女を君の心に受け入れるのさ
その時 全てが良い方向に向かいはじめるさ

ヘイ、ジュード 恐れるなよ
君は出て行って彼女を手に入れる事ができるさ
彼女を君の心に受け入れるのさ
その時 全てが良い方向に向かいはじめるさ

そしてどんなにつらい時でも
ヘイ、ジュード 思い出して
全てをひとりで背負い込むことはない
君はクールを気取っている奴は馬鹿だって知っているだろ?
それは人生を少しつまらなくするだけさ

ヘイ、ジュード がっかりさせるなよ
君は彼女を見つけて手に入れる事ができるさ
彼女を君の心に受け入れるのさ
その時 全てが良い方向に向かいはじめるさ

全てを捨てて全てを受け入れろ
ヘイ、ジュード はじめよう
君は誰かが助けてくれるのを待っている
でもそれは君がやるべきことなんだ
ヘイ、ジュード 君ならできるさ
君に必要なことは君にしかできない

ヘイ、ジュード 落ち込むなよ
悲しい歌も少しはましにできるさ
彼女を君の心に受け入れるのさ
その時 全てが良い方向に向かいはじめるさ

http://video.search.yahoo.co.jp/search?p=%E3%83%98%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%82%B8%E
3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%89+%E6%AD%8C%E8%A9%9E&tid=497ad26bbfcd71c9cc60ededd4b3f81
d&ei=UTF-8&rkf=2

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする