『謀殺の標的』
THE INSIDE MAN(1984年スウェーデン、イギリス)
監督 トム・クレッグ
脚本 アラン・プレイター
原作 ハリー・カルマン
出演 コリー・モルダー、デニス・ホッパー、ハーディ・クリューガー
デビッド・ウィルソン、ヨースタ・エックマン
■ストーリー■
スウェーデンで原子力潜水艦を発見することが出来るレーザー装置が開発された。アメリカ情報部を招いた実験は成功するのだが、レーザー装置を開発したマンデル社の工場に何者かが侵入、レーザーは盗まれ工場が爆破されるのだった。
スウェーデン軍情報部のラーソンはマンデル自らの芝居ではないかと疑い、身寄りの無い海兵隊員トマス・カリンに眼をつけ、トマスを除隊に追い込み、マンデルの運転手にさせるのだった…。
■感想■
スウェーデン、イギリス合作のスパイ物です。
ビデオバブルの頃はこんな作品までソフト化されてました。
海外版のDVDパッケージ見てもメインは“デニス・ホッパー!”になってます。
まぁ、しょうがないですかね、ヨーロッパ映画だし。
アメリカの人って外国映画観る人少ないから、こういう知られている俳優を“売り”にして前面に出さないとネ。もともと海外市場を考えてデニス・ホッパーが出演してるんでしょうしね。
ストーリー的にはイギリスのスパイ物の定番のいつものストーリーです。
デニス・ホッパーはアメリカ情報部の大物ミラー役です。でもこんなに長くスウェーデンにいるんだから大して大物でもないか??ミラーの部下バクスターから主人公のカリンが「大人しくしてろ!」って言われますけど、そう言われたら大人しくしてましょう。
映画でも小説でも、こういう作品が好きなら途中でネタが割れちゃうストーリー展開です。
その上、製作がスウェーデン、イギリスですから、絶対オチは「あ~、なるぞ、きっと」って思ってたらその通りになります。
イギリス製のスパイ物といえば、悪いのは自分の組織っていうのが定番ですからね。
後半、マンデル社をクビになったカリンのところにバクスターがやってきて
「素人が出てくんじゃねー」ってバクスターがカリンのことボコボコにしながら言ってましたけど、そこではもうネタが完全に割れてるんで、もうラストまでストーリーが全然盛り上がらないです!!
もう素人はおとなしくしてた方が良いですね。
こういう世界では。
恋人をテロリストに殺されたCIAのコンピュータ技師が、テロリストたちに復讐する傑作サスペンス『ザ・アマチュア』(1981年)でも東側の大物スパイに、主人公のチャーリーが「プロだったら生かしておかない」みたいな意味のこと言われてましたもんね。
確かに素人がクビをはさむと、混乱させますもんね。
今作『謀殺の標的』でも、スパイ小説にありがちな“いつものストーリー”なのに犠牲者出しすぎ!さすがスウェーデン、イギリス映画。人命をなんとも思ってないでしょ。
そういえば、ロバート・リテル原作のスパイ小説の映画化『ザ・アマチュア』も、いまだにDVD化されてませんねェ~。
「なぜ、なぜ??」
ぜひDVD化して欲しいです。でも『ザ・アマチュア』もDVD化するときは、ぜひ日本語吹き替えつけて下さいネ。
今作は、ヨーロッパ製のスパイ物の映画には入門編としては最適かも!! 55点
THE INSIDE MAN(1984年スウェーデン、イギリス)
監督 トム・クレッグ
脚本 アラン・プレイター
原作 ハリー・カルマン
出演 コリー・モルダー、デニス・ホッパー、ハーディ・クリューガー
デビッド・ウィルソン、ヨースタ・エックマン
■ストーリー■
スウェーデンで原子力潜水艦を発見することが出来るレーザー装置が開発された。アメリカ情報部を招いた実験は成功するのだが、レーザー装置を開発したマンデル社の工場に何者かが侵入、レーザーは盗まれ工場が爆破されるのだった。
スウェーデン軍情報部のラーソンはマンデル自らの芝居ではないかと疑い、身寄りの無い海兵隊員トマス・カリンに眼をつけ、トマスを除隊に追い込み、マンデルの運転手にさせるのだった…。
■感想■
スウェーデン、イギリス合作のスパイ物です。
ビデオバブルの頃はこんな作品までソフト化されてました。
海外版のDVDパッケージ見てもメインは“デニス・ホッパー!”になってます。
まぁ、しょうがないですかね、ヨーロッパ映画だし。
アメリカの人って外国映画観る人少ないから、こういう知られている俳優を“売り”にして前面に出さないとネ。もともと海外市場を考えてデニス・ホッパーが出演してるんでしょうしね。
ストーリー的にはイギリスのスパイ物の定番のいつものストーリーです。
デニス・ホッパーはアメリカ情報部の大物ミラー役です。でもこんなに長くスウェーデンにいるんだから大して大物でもないか??ミラーの部下バクスターから主人公のカリンが「大人しくしてろ!」って言われますけど、そう言われたら大人しくしてましょう。
映画でも小説でも、こういう作品が好きなら途中でネタが割れちゃうストーリー展開です。
その上、製作がスウェーデン、イギリスですから、絶対オチは「あ~、なるぞ、きっと」って思ってたらその通りになります。
イギリス製のスパイ物といえば、悪いのは自分の組織っていうのが定番ですからね。
後半、マンデル社をクビになったカリンのところにバクスターがやってきて
「素人が出てくんじゃねー」ってバクスターがカリンのことボコボコにしながら言ってましたけど、そこではもうネタが完全に割れてるんで、もうラストまでストーリーが全然盛り上がらないです!!
もう素人はおとなしくしてた方が良いですね。
こういう世界では。
恋人をテロリストに殺されたCIAのコンピュータ技師が、テロリストたちに復讐する傑作サスペンス『ザ・アマチュア』(1981年)でも東側の大物スパイに、主人公のチャーリーが「プロだったら生かしておかない」みたいな意味のこと言われてましたもんね。
確かに素人がクビをはさむと、混乱させますもんね。
今作『謀殺の標的』でも、スパイ小説にありがちな“いつものストーリー”なのに犠牲者出しすぎ!さすがスウェーデン、イギリス映画。人命をなんとも思ってないでしょ。
そういえば、ロバート・リテル原作のスパイ小説の映画化『ザ・アマチュア』も、いまだにDVD化されてませんねェ~。
「なぜ、なぜ??」
ぜひDVD化して欲しいです。でも『ザ・アマチュア』もDVD化するときは、ぜひ日本語吹き替えつけて下さいネ。
今作は、ヨーロッパ製のスパイ物の映画には入門編としては最適かも!! 55点