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『キング・コング』ピーター・ジャクソン!

2006-01-30 01:01:17 | SF
キング・コング
KING KONG(2005年ニュージーランド、アメリカ)
 監督 ピーター・ジャクソン
 出演 ナオミ・ワッツ、ジャック・ブラック、エイドリアン・ブロディ、アンディ・サーキス、カイル・チャンドラー

 ■ストーリー■
 1930年代、大恐慌時代のニューヨーク、喜劇女優アン・ダロウは芝居小屋が閉鎖され生活に行き詰まっていたが、偶然、映画の主演女優を探していた映画監督カール・デナムと出会うのだった。アンはカールの撮ろうとしている作品が、かねてからアンがファンである劇作家ジャック・ドリスコルが脚本を書くことを知り、その作品に出演することを決めるのだった。しかし、カールが撮ろうとしている冒険映画は、海図にものっていない幻の孤島髑髏島“スカルアイランド”を舞台にした作品だった。

 □■□ネタバレあり!□■□
 ■感想■
 観てきましたよ!2005年最大の話題作の1本『キング・コング』を!新宿プラザで2月10日までっていうので、これじゃ、見逃しちゃう!と思って慌てて行きました!

 『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのピーター・ジャクソンが長年撮りたかっただけあって、作品に対する愛情が一杯感じられます。
 これぞ、映画!劇場の大画面、スクリーンで観て欲しい1本でした!(って、映画好きで、今作観たいと思ってる人はもう観てる人が多いですネ
 いや~、それにしても長い!長い!ランニングタイム188分って何??でもどこをカットすればいいの??ムダなシーンは全然ありません!!それどこどころか、ニューヨークのシーンとかもっと長くてもいいのかも…って思う面白さです!!

 ストーリーの構成としては、登場人物紹介からヴェンチャー号でスカルアイランドにたどり着くまでの第1部、スカルアイランドでの冒険の第2部、ニューヨークでの第3部と大きく分けて3部構成になっていて、観ている人間を飽きさせません。
 まず最初の登場人物の紹介編では、小気味良くチャッチャカ色んな登場人物を紹介します。それで、紹介が終わったあたりで、スカルアイランドでの冒険が始まります。いや~、イヤな島でした。あの獰猛な恐竜と、変な虫!「もう虫が嫌いなんで、助けて~!!」って感じでした。恐竜、ホントに迫力あったなぁ~。ジュラシックパークも、ピーター・ジャクソンが監督すれば良いのに!
 で、第3部がニューヨーク編。これはもう盛り上がらない方が不思議ですからね。
ただ、「キング・コング」ってストーリーが余りにも有名だから、こんなスゴイ映像を見せられても、「こんなふうに映像化したんだ~!!」感が拭えないですけど。
 それにしても、恐竜とコングの戦いのシーンとか、ホントに凄かったです。もうこのシーン観れただけで1800円の価値があるかも!! 
 
  今作の人間のヒーロー演じるのはエイドリアン・ブロディですけど、このキャスティングも良いです!いかにもタフガイなマッチョ系じゃない、インテリ系のヤサ男っていうのが良いです。でも手が早いけど
 ヒロインのナオミ・ワッツもキレイですネ。前からキレイだとは思っていたけど…。でも『ダウン』(01年)出演してたのを過去恥部にしなくても良いと思うんだけど。
 映画監督カール演じるジャック・ブラックも良い感じです。映画製作に対する執念感じさせてくれてるし。主な出演者みんな良いです!!どこに文句をつければ良いんだ!!
 でも、キャラクター的に1番面白かったのは、カイル・チャンドラー演じる俳優のブルース・バクスターです。
 スカルアイランドでは、恐竜に襲われたあと、アンを助けるのあきらめてすぐ帰ろうとするし。「俺はただの活劇俳優だ」とか言って。そのくせマシンガン撃ちまくって助けに来たり。ニューヨークでコングが暴れだしそうになると、記者を押しのけて1人逃げ出そうとしてるしネ。彼の行動が1番笑えました。だって、他の登場人物、みんなマジメなんだもんネ。

 それにしても、最後がわかってるストーリーなのに、良くここまで盛り上げてます。やっぱり映画は、情熱ある監督に撮ってもらいたいですネ。ただ、3時間を越える作品なんだから真ん中でインターミッション入れて欲しいなぁ。ただ、どうしてもみんなが知ってるストーリーなんで、ストーリー的驚きが少ないかな??75点 
コメント (2)
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