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『汝殺すなかれ』日本映画としては面白い

2006-01-22 01:05:36 | 日本映画
汝殺すなかれ』(96年日本)
 監督 佐藤 闘介
 出演 永澤 俊矢、平田 満、石堂 夏央、佐藤 充

 ■ストーリー■
 ある夜、殺人を目撃したサラリーマン石崎は、成り行きから殺し屋安西の仲間に引き入れられてしまうのだった。石崎は大学教授や参議院議員の暗殺を順調にこなしていくのだった。そんなとき、安西の友人のルポライター小原は、最近起きていた殺人事件を調査した結果、安西の殺しの被害者たちにある共通点を発見するのだった。

 ■感想■
 96年の日本映画のアクション映画です。全体のイメージは飄々としてますけど、殺し屋を主人公にしたアクション映画として十分、及第点の面白さです。イヤ、及第点どころか、面白いです!!日本映画としては出色の出来じゃないですか??
 偶然、殺人事件現場にいたために殺し屋のグループに引き込まれたサラリーマンが、殺し屋の素質があって順調に仕事をこなしていく。なんて設定面白くないですか??この基本ストーリーも面白いですけど、画面を引き締めているのが佐藤充です。今作も事前情報なしに観たんで、突然佐藤充が出てきたときは、うわ~って感じでした。それもいかにもな役で登場です。
 
 「まるっきりのサラリーマンの石崎が、でも、実は…。」
(“この設定”はストーリーの重要なポイントなんでネタバレになっちゃうんで秘密です!!)でもこの設定が必要だったのかどうかが大きいポイントですけどね。この設定が無いと単純な殺し屋を主人公にしたノーテンキ系単純アクション映画になっちゃいますけどネ。この石崎のキャラクターの過去の設定があった方がいいのか無い方がいいのか、どっちが良いかは微妙ですけどね。いかにも日本映画的な設定ですよね~
 
 う~、むづかしいところです。自分が脚本家とかだったらやっぱりこういう設定にしちゃうかもネ。単純なノーテンキ系アクションだと当時まだブームだったVシネみたいで、インパクトが無くて忘れられてしまう1本になっちゃってたかもね。でも、単純なアクション映画も、それはそれで潔くて良いですけどネ。
 とにかく、今作が日本を舞台にした殺し屋アクションとして、良く出来てるってことです!

 でも今作も96年って10年くらい前の作品なのに、けっこうビデオレンタル屋にないでしょう。けっこう探したんですけどね。DVDにもなってないし!!ここ10年間の日本映画の中では、北村龍平監督の作品やガメラシリーズを除けば、かなり上位に入るんじゃないかな??(←イヤ、今思いつきません)っていうより、ここ10年間の日本映画で北村龍平監督の作品やらガメラシリーズを除いたら主な作品って『バトル・ロワイアル』(00年)と『リング』(98年)とその続篇『ザ・リング2』(99年)とか怪獣映画くらいしかありませんでしたっけ??
 って、実は、思ったよりけっこうたくさんあるじゃないか~。まぁ、上位ですからね、上位。

 話がメチャクチャそれました。そうそうなんでDVD化されてないの??DVD化して下さい。70点
コメント
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